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モンスターワールド②禁断の三角関数編

モンスターワールドシリーズ

ジャンル:ファンタジー/ロマンス

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あらすじ

ドウェイン達との出会いから半年後、ルフェンルスは「存在しない男の彼女」と親しまれるようになる。

A・Sの世界で開かれるパーティーに二人は参加することになる。

だが…ドウェインは重病で入院する事になってしまう、泣きわめくルフェンルスの前に現れたのは…ヴァーウェルと名乗る吸血鬼で…?

ヴァーウェルは長年伝えられなかった思いを打ち明ける、だが…ドウェインの病気は悪化してしまい?

禁断の三角関係…!ルフェンルスとドウェインの運命はどうなる!

別世界に住む彼氏

ドウェインの電話番号をうって電話をかける、私はルフェンルス・ヴァレンダー。

長く伸ばしたラベンダーのウェーブヘアと青緑色の目が特徴の女の子。

ただいま学校から帰って来たところ、私の彼氏は私達とは別世界のA・Sというところにに暮らしている。

名前はドウェイソン・バーグルス、通称、ドウェイン。

紫色のサラッサラした髪と緑色の目をしている、男性なのに髪が長いって言うのも特徴的かな?

スーツがとにかくお似合いなんだよね、実は私が意識する前から私に思いを寄せていたんだ。

私ばっかり好きなのかと勘違いしてたぐらい、ちょっと口の悪い一面があるけど、

本当は優しい青年なんだ、今頃どうしてるだろう…

早くかかってこないかな?

ドウェイン「はい?」

スマホから彼の声が聞こえる、私はウキウキしながら今日の事を話した。

ウィルバーク「お前の彼氏…かっこいいのか?」

ランチを食べている時の事…私は友達とウィルバークにドウェイン達の話をしていた。

ウィルバーク「外見はどんな感じだ?」

ルフェンルス「紫色の長い髪で綺麗な緑色の目、背が高くて、大人っぽくて…勇敢で…

口悪いけど優しいんだ。」

レフィー「えええ!この学校にいたらモテモテになりそう!」

友達のレフィーは目をキラキラさせていた、ショーナル・クルスも興奮していた。

ウィルバークはドウェインにやきもちを焼いているようだった、更には学校で「存在しない男の彼女」って言う愛称で親しまれるようになった、下の学年の子たちにも興味を持たれるようになったの。

ドウェイン「俺はルフェンルスだけで十分だけど。」

ルフェンルス「ハハハハハ、そっちはどんな感じ?」

ドウェイン「姉ちゃんが病院の先生になった事。」

ドウェインには2歳年上のお姉さんがいる、名前はリフェン・バーグルス。

私はリフェン姉さんと呼んでいる、城の中にある病院で働いている、元々はナースだったんだ。

ルフェンルス「今度来るときは何持っていこうかな?」

ドウェイン「ハハハハハ。」

ルフェンルス「今度のお茶会楽しみだね。」

2回目あの世界に行った時の事を思い出した…それは2ヶ月くらい前の事…

別世界のA・S

その日は学校は休みでお兄ちゃんは友達と出かけて両親は買い物でいなかった。

私は勉強机の引き出しからドウェインにもらったネックレスとスマホを出した。

そして目を閉じて右側のホームボタンを押した、ピッ!

ゆっくりと目を開ける…そこにあったのは…

ルフェンルス「なにこの…豪邸…」

本当ならA・S城の中なのに、目に映ったのは150階建ての白色の豪邸、扉の前には二人のメイドが立っている、1人が私に話しかけてくる。

「あなたはルフェンルス・クレア・ヴァレンダー様ですか?中にドウェイン様が待っております。」

言い終わるとさっきまで閉まっていた扉が開いた、中に待っていたのは…

ヴァーフェル「いらっしゃい!ヴァレンダーさん!」

吸血鬼であるヴァーフェル・キラーが白色の歯を見せて両手を広げる。

ドウェイン「おい!だから操ろうとするなよ!」

ヴァーフェルの後ろにドウェイソン・テイラー・バーグルス、通称ドウェインが姿を現す。

ドウェイン「一番先に触れるのは俺なんだからな!」

そう言い瞬間移動をして私の方に来た、私の両手を握る。

ドウェイン「ごきげん。」

ルフェンルス「ハハハハハ。」

ドウェイン「またあれやるか?」

ルフェンルス「もち。」

ドウェインは私は「よいしょっと」横に抱き上げると…

ドウェイン「ちゃんとつかまってろよ。」

そのまま瞬間移動して中に入っていった、これはドウェインが私を運ぶ時によく使う移動方法なんだ、ドウェインはA・S人の血が入っていて、普通の人間とは違うんだ。

今みたいに瞬間移動したり、テレポートしたり、高速移動したり、さいみんじゅつをかけたりするんだ、ドウェインの亡きお父さんが同じような能力を持っていてそれを受け継いだんだ。

ドウェイン「着いた。」

あやこれ考えていたらもう目的地の部屋の前に着いていた、中から笑い声がする。

看板にこう書かれてあった、「ルフェンルス達の集合場所」、その部屋の扉が自動で開いた。

エウィサ「あっ!ルフェンルス!久しぶり!」

ジュリアンヌ「元気?」

アフェリス「お久しぶりです。」

パンっとクラッカーの音が鳴った、今日は私の誕生日でもないのに…なんで?

ジュリアンヌ「二人とも、入って入って。」

部屋に入るとまたもや扉が自動で閉まった、ジュリアンヌ達はスイーツが置いてある

大きなテーブルに座っていた、私とドウェインは席に座った。

ルフェンルス「今日は誰かの誕生日?」

私が聞くと、エウィサが「うんうん」と首を横を振る。

ジュリアンヌ「実は…A・Sの城であるパーティーがが行われるの!だから城はリフォームされていて、私達はこのA・Sの施設に泊っているの。」

パーティー?どんなパーティーだろう?

ドウェイン「どんなパーティーかはお楽しみだぞ。」

ドウェインに心を読まれた…お楽しみって言われたらますます気になっちゃうじゃん!

エウィサ「この家の近くに街もあるし、ショッピングモールだって、ホテルだってあるだよ。」

A・Sの世界ってあの城だけじゃなかったんだ…!この世界のショッピングモールってどんなところだろう!

ドウェイン「今度みんなで行こうな。」

ポンっとドウェインが私の肩に手を置く。

アフェリス「このスイーツはヘイフィルナさんの手作りなんですよ。」

ルフェンルス「可愛いよね。」

ジュリアンヌ「じゃあみんな!食べようか!」

ジュリアンヌが大きな声で言った、部屋には音楽が流れ始めた。

私はまず、目の前にあったイチゴのケーキを一つ取った、その隣には生チョコのケーキが置いてあった。

パクッと一口ほおばった、イチゴが酸っぱい。

ドウェイン「クリーム付いてる。」

ドウェインは指で口に付いていたクリームを取ってなめた、次はフルーツタルトを手に取った。

ルフェンルス「このケーキも美味しい!」

へブルス「エウィサ、口開けて。」

エウィサ「あー…」

ふふっ、エウィサったら、へブルスに食べさせてもらって、その光景を見ていたら…

急に柔らかい物が口に入ってきた。

ルフェンルス「!」

ドウェインがへブルスの真似をしたのか私にケーキを食べさせた、やきもちをやかせたくないのかしら?

ドウェイン「うらやましそうだったから…」

彼は顔を真っ赤にする。

ジュリアンヌ「ふう…食べた食べた…」

ルフェンルス「あの時のケーキ美味しかったよね。」

ドウェイン「食べ過ぎて吐いてたけどな。」

ルフェンルス「それ言われたら困るなぁ…」

ケーキを食べさせた時は衝撃だったよ。

ドウェイン「次来るときは二人だけでデート行かない?」

デート!キャアアア!噓でしょ!二人だけで!しかも…ドウェイン!もちろん…

ルフェンルス「行くに決まってる!」

ラフェンラ「ルフェンルス!夕食よ!」

ルフェンルス「もう切るね。」

せっかくデートに誘ってくれたから、甘い物作ってプレゼントしてあげようかな。

ドウェインは確か…抹茶が好きって言ってたよね、チョコレートも大好物だって。

そうだ!頭の中がピカーン!と光った、部屋から出て下の階に降りて行った。

博物館デート

夕食を食べた後、私はお母さんと一緒に皿洗いを手伝った、誕生日にウィルバークにもらった

エプロンを着てキッチンに立った、お母さん達がお風呂に入っている間、私はドウェインにプレゼントする抹茶のチョコタルトを作っていた。

チョコをタルト型に流しいれて、冷蔵庫で冷やす。

次の日、タルトが入った箱をラッピングした、ドウェインにもらったレースの付いた紫色のドレスを着て鏡の前に立った、髪はお団子にしてみた。

引き出しからスマホを出して右側のホームボタンを押した。

目を開けると…

ルフェンルス「ここ…どこ?」

そこは…城でもなく…家の中でもない…スーツをきた男の人達が改札口を通っていく。

切符を買っている女の人もいる、ここはASの世界の駅!ドウェインはどこ?

ドウェイン「悪い!遅れた!」

ルフェンルス「わわわ!」

気づいたらドウェインが私の目の前に立っていた、私は手に持っていた紙袋を後ろに隠してしまった。

ドウェイン「あれ?なんで、隠すんだよ。」

ルフェンルス「気にしないで!行こう!」

駅なんかで渡すわけにはいかないよ!もっとロマンティックな渡したい!そう!恋愛映画みたいな

感じに!タイミングを見よう、改札口を通って、ハイブリッドモンスター博物館行きの電車に乗った、今から行くところはハイブリッドモンスター博物館って言うんだ!楽しみだなぁ!

その博物館に着くまで30分ぐらいかかった、電車の扉が開き、外に出た。

ドウェイン「この駅の近くに街があるんだ、そこを抜けたら博物館に着く。」

街もあるんだ!A・Sの世界はすっごい都会なんだ!私が住んでいるニューヨークも都会だけれど…

この世界はニューヨークの1000倍くらいすごいかも!駅の目の前にある横断歩道を渡った。

ドウェインが言っていた街が見えてきた。

ドウェイン「この横断歩道を渡れば着くよ。」

その街にはA・Sの城、または豪邸に住む人しか入ることが出来ないみたい。

そこに住む人じゃなかったら、信号はずっと赤のままで、渡ろうとしても体に電気が走って

ひどい場合は命を落としてしまうらしい、信号が青になった。

その横断歩道を渡ると…

ルフェンルス「わああああああ!」

私達は大きな街にいた、仕事に行く人たちや、ペットを連れている人やレストランに行っている人もいた、街の入り口のすぐそばにはペットショップがあった、でもそこに売られている動物達は

普通じゃない、ライオンみたいな鬣が生えているオスの猫とか、エリマキトカゲなのにエリマキが

なかったり、レインボーのクジャクとかも売られていた。

ドウェイン「ペットショップ見に行くか?」

ルフェンルス「うん。」

そのペットショップにはちょっと変わった動物達が売られている、一番に目が入った子は、

「フェレッモ」って言う、見た目はフェレットだけど…モモンガみたいな羽が生えている。

「どんな人でも、すぐに懐く動物です」と書いてある。

ドウェイン「フェレットとモモンガのハイブリッドだよ、抱っこしてみるか?」

ルフェンルス「遠慮なく!」

フェレッモが入っているケージのすぐそばに鍵が置いてあった、自由に触れ合っていいって事?

ケージの鍵穴に鍵を差し込む、フェレッモは透かさず外に出てきた。

私はゆっくりとフェレッモを抱っこする、頭を優しくなでてあげた。

目をつぶって気持ちよさそう。

ルフェンルス「ドウェインは触らないの?」

ドウェイン「俺はもう、オスのフェレッモを飼ってるから。」

ルフェンルス「そうなんだ、名前はなんて言うの?」

ドウェイン「『ブリッド』」

ルフェンルス「それって、ハイブリッドのブリッド?」

ドウェインはうなずく。

ルフェンルス「私も欲しいなぁ…この子…真っ白で可愛いし…」

ドウェイン「帰りに買ってやるよ。」

ルフェンルス「本当!この白い子だよ!」

私は目をキラキラさせた、フェレッモをケージに返して、ペットショップから出た。

二人で食べ歩きしながら博物館へ向かった。

ルフェンルス「このチーズハッドグ美味しい!」

ドウェイン「だろ。」

街をぬけると横断歩道があって、横断歩道の横には看板があり、そこに『ハイブリッドモンスター博物館行き。』と書いてある、この横断歩道をぬければ博物館に着くのか!

信号が青になった、私はピンっと背筋を伸ばして横断歩道を渡り始めた。

ハイブリッドモンスター博物館へ

ルフェンルス「とうとう!着いた!」

博物館の目の前に着いた時…私は嬉しすぎて、両手を広げて叫ぶ。

ドウェイン「まだ、中にも入ってないだろう…」

博物館には大きな看板がついていて、ドラゴンやユニコーンの絵が描かれている。

外見はホテルみたい、中に入って、ドウェインはチケットを買いに行った。

その間に私は博物館のお土産屋さんを見ていた、ハイブリッドモンスターの図解とかトランプ、

チェスやハンカチ、文房具などが売られていた、さっきペットショップで売られていた

フェレッモのぬいぐるみもあった。

お母さんたちにも紹介してあげよっと。

ドウェイン「行くぞ。」

博物館の中に入っていった、入口をぬけた時…

「しゃああああああああああ!」

入口のすぐそばに鬣が生えたピューマみたいな動物がケージの中に入っていた。

その動物は隣にいるトラみたいな動物が気に入らないみたいで尻尾を立てていかくしている。

ルフェンルス「びっくりした!」

ドウェイン「ライピューだよ、ライオンとピューマのハイブリッド。」

ライピュー…?変わった名前…

ドウェイン「隣にいるのは、タイガーベア、トラとクマのハイブリッドだよ。」

そのタイガーベアと言う動物を見た、顔はトラだけど…縞模様がなく…体の色は茶色で

クマみたいな前足と後ろ足、クマのようなかぎ爪、この動物は雑食で人間達が好むエサも大好物らしい。

ちなみに…この動物は危険な動物のハイブリッドなので…危険度は凄まじい…

ここは肉食動物コーナーには他にもワニとカモノハシのハイブリッドやエリマキトカゲとカメレオンのハイブリッドなどがいて、このコーナーだけでも満足出来た、次のコーナーは鳥類。

肉食動物より、更に面白くなりそう!鳥類コーナーに続く扉を開けた。

A・Sの名物は、ドラゴンのしっぽ焼き!

博物館を一周したら外につながる出口が見えてきた、博物館はと言うと、鳥類コーナーをぬけた後は草食動物コーナーや古代生物コーナー、ハイブリッドモンスターの歯の化石や短編アニメーション映画などもあった。

普通の博物館の何倍も何倍もすごかったし、楽しかった!隣にいるドウェインにそう伝えたい…

彼はとっくに私の心を読んでると思うけど、でも、実際に言った方がいいよね…

手に持っているチョコタルトを渡すときに伝えればいいかな…そのほうが私にしては理想だ。

ドウェイン「腹へらねえか?」

ルフェンルス「!」

ドウェインが急に私に話しかけた、私は思わず手に持っていた袋を落としてしまいそうになった。

ルフェンルス「うん…たしかに…いっぱい歩いたしね…」

ドウェイン「レストランに行くか。」

彼はそう言って、私の手を掴む、出口をぬけると、すぐそばに2台のエレベーターがあった。

レストランにいくためのエレベーターみたい、私とドウェインはエレベーターに乗った。

こういうときって…何も言わない方がいいのかな?チーン、15階に着いた。

エレベーターの扉が開く。

レストランの入り口には看板が置いてあった、そこに書いてあったのは…

『期間限定のドラゴンのしっぽ焼き!お見逃しなく!』

ドラゴンの…しっぽ焼き…?しかも…『若いドラゴンのしっぽ焼きです』と書いてある…

A・S人は…ドラゴンのしっぽ焼きが好きなの…ていうことは…ドウェインをチラッと見る。

ルフェンルス「ドウェインって…あのしっぽ焼きが好きなの…?」

彼の返事は意外だった…

ドウェイン「えっ?俺は大っきらい!」

ルフェンルス「ええええええ!」

私は思わず叫んでしまった。

ドウェイン「だってさぁ…塩辛いし、苦いし、青色のなんだぞ!食力が無くなる!」

ルフェンルス「ええええ!ドウェインはA・S人でしょ!」

ドウェイン「忘れたのか!俺は半分地球人なんだぞ!地球人でドラゴンのしっぽ焼きが好きな奴なんていない!」

気を取り直して、レストランに入っていった、9割くらいの人たちがドラゴンのしっぽ焼きを頼んでいた、塩コショウをかけて食べている人や、チーズをつけて食べている人もいた。

私はA・Sでしか食べられないクリームパスタを頼んだ、ドウェインはラザニアを頼んだ。

ドウェインはドラゴンのしっぽ焼きを食べている人たちをじーっと見ていた。

タルトのお返しはファーストキス!

ランチを食べ終わって博物館から出た、後はペットショップでフェレッモを飼って帰るだけ。

そろそろ…ここら辺で…

ルフェンルス「ねえ!ドウェイン!」

ドウェイン「?何か?」

ドウェインは私を見る、私の心臓がドクンドクンと鳴る、頭から火が出ちゃいそう!

唇をかみしめる、そして…

ルフェンルス「今日はありがとうね!すっごく楽しかった!」

名いっぱいの笑顔で言う、ドウェインはニコッと笑う。

ドウェイン「礼なんていいよ。」

ルフェンルス「それでも…」

私は後ろに隠していた袋を前に出した、喉がはち切れそうなくらい大声で言った。

ルフェンルス「これ!手作りのチョコタルト!よかったら!」

ドウェインは目をまん丸にした…そして…ゆっくりと袋を受け取った。

ドウェイン「ありがとう、そうだ!俺もあるんだよ!」

ルフェンルス「何?」

ドウェインを見る、彼はグイっと私の背中を押し寄せて…チュ…

ルフェンルス「!」

噓でしょ!これって…私のファーストキス!

ドウェイン「ごめんな、驚いた?」

ルフェンルス「もしかして…ファーストキス?」

イエスと言うと思ったのだけれど…彼の口から出た言葉は…

ドウェイン「ファーストキスじゃない…たぶん…これで300回目だと思う…」

300回!

ドウェイン「とりあえず!ペットショップ行こうぜ!売り切れるかも!」

早足でフェレッモを買いにペットショップに向かった。

ルフェンルス「もう少しで買われるところだったね!」

私達以外にフェレッモを買おうとしていた家族がいた、まあ危機一髪で買うことが出来たけど…

フェレッモを欲しがっていた小さな男の子が泣いている姿を見て、かわいそうだった…

でも…今さら返しに行くなんてできない…

ドウェイン「この子はA・Sで預かっておくよ、親たちが見たらびっくりするだろ。」

ルフェンルス「分かった。」

ドウェイン「あっ!それで!元パートナーの話だけど…」

二人で楽しく話しながら駅に向かった。

ドウェイン「じゃあな、また来いよ。」

ルフェンルス「うん。」

ドウェインは手を振りながら改札口を通って行った。

消えていった笑顔

ドウェインとデートして一週間ぐらいが過ぎた、その日は私は学校に帰って来てばっかりで

私はゆっくり読書をしていた、プルルルル!突然、スマホの着信音が鳴った。

スマホを開けると、エウィサの名前が表示されていた。

どうしたんだろう…もしかして…へブルスとまたなんかあったのかな?

電話に出ると…

エウィサ「ルフェンルス!大変なの!」

スマホからすっごく慌てているエウィサの声が聞こえる、本当にへブルスと何かあったの!

ルフェンルス「どうしたの!」

その言葉は信じられないほど…衝撃だった…

エウィサ「ドウェインが…倒れちゃったの…」

ルフェンルス「えっ!」

ドウェインが…エウィサが詳しく教えてくれた、ドウェインがディナーを食べた後に急に吐いちゃったみたいで…すごい高熱もだして病院に運ばれたらしい…意識が不明だとも言っていた。

エウィサに「荷造りを済ませて!」と言われたので、私は両親が寝静まった頃に荷造りを済ませて

ホームボタンを押した、目を開けると…私は大きな病院の前にいた。

病院の自動ドアからエウィサとへブルスが出てきた。

エウィサ「荷物は私達が運ぶから!彼がいる病室に言って、234号室だから!」

私はダッシュで病院の中に入りエレベーターに入った、20階に着き、私は再びダッシュした。

周りの人たちの事は気にせず前に進んでゆく、234号室に着き、病室の扉を開けた。

リフェン「ヴァレンダーさん!」

病室にはドウェインのお姉さんである、リフェン・バーグルスがいた。

リフェン「こっち!」

リフェン姉さんは私の腕を取った、病院服を着たドウェインがベットで眠っている。

口には呼吸マスクを付けていて、大量のコードでつながれていた。

リフェン「心臓が動き始めてよかったわ、さっきまではもっとひどかったのよ、けいれんを起こして、呼吸混乱になったり…」

この前までは…元気だったのに…あの笑顔はどこに行ったの…

リフェン「もう…長くはないかもしれないから…そばにいてあげて。」

さっきまでこらえていた涙が出てきた…ハンカチで涙をぬぐう…それでも次々と涙がこぼれてくる…

私はA・Sの施設に泊まることにした、エレベーターのボタンを押して25階に上がる。

私が今…彼にできることって何だろう…彼が好きなものを作ってあげたり…することかな?

一番はそばにいてあげることだけど…ベットに寝転ぶ彼を見た瞬間…この世の終わりのように思えた…今まで…病気で倒れたことなんて…なかったのに…チーン

25階に着き、エレベーターの扉が開いた、179号室に向かう、部屋の前に着き鍵を出して

鍵穴に刺し込んだ、扉を開けると…

ヴァーウェル「こんにちは、ヴァレンダーさん。」

ルフェンルス「誰?」

ヴァーフェルの息子

シルバーグレーのウェーブヘア、赤色の目をした男の人がソファに座っている。

口にはとがった歯が4本、エルフの耳、白い肌、灰色のスーツを着ていて、ドウェインと同じくらいの

身長だった、ソファから立ち上がってこっちに来る、急にアゴくいをして来た。

クンクンと匂いを嗅いでいる、その男の人から薔薇みたいな花のにおいがする。

血みたいに真っ赤な瞳に私が写っている。

ヴァーウェル「僕はヴァーウェル・リチャード・キラー、ヴァーフェル・チェイス・キラーの息子だ。」

ヴァーフェルの…息子?いつ会ったというの…彼はアゴから手を離した。

ヴァーウェル「父さんの再婚の時、会ったはずだけど…」

再婚?目をつぶってゆっくりと思い出す…結婚式…結婚式の事…

ピカーンとまた頭の中が光った。

ルフェンルス「ヘイフィルナさんを連れて来てたよね…あなただったんだ。」

彼は大満足したようでニコニコ笑っている。

ヴァーウェル「まあまあ、座りなよ、カフェラテを入れてあげるから。」

カフェラテ!ドウェインに何回も作ってもらったんだけど…

私はソファに座った、ヴァーウェルはカフェラテを作りながら話し始めた。

ヴァーウェル「何があったかは知ってるよ、つらかったよね…俺をバーグルスがわりだと思ってよ。

ドウェインの代わり!そんな!私は彼以外の男を好きになるなんて…絶対にないから!

それに…あなたは吸血鬼でしょ!血を吸われるのは嫌なんだけど!

ルフェンルス「質問いい…」

ヴァーウェル「どうぞ。」

ゴクリとつばを飲み込む。

ルフェンルス「ヘイフィルナさんとは…」

言いかけた時…

ヴァーウェル「僕が生まれたときは…父さんはヘイフィルナさんに会っていないよ、別の女と結婚してた…」

そうだったの!ヘイフィルナさんは再婚相手だったんだ!でも…なんで離婚しちゃったんだろう…

ルフェンルス「なんで、二人は離婚したの…」

ヴァーウェル「父さんが…自分はヴァンパイアだって…隠してたから…」

ヴァーウェルの顔はすこし寂しそうだった…唇を嚙んでいる。

ヴァーウェル「母さんは…ヴァンパイアでも雪女でもない…地球人だったんだ…

僕が10歳の誕生日を迎えた時…父さんが貧血になっちゃって…母さんの血を吸ってしまったんだよ…」

コトン、カフェラテが入った、ティーカップをテーブルの上に置いた。

ヴァーウェル「僕もその光景を見た…」

「キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」

ヴァーフェル「はあはあ…ごめん…」

「吸血鬼だったの!ずっと人間だと思っていたのに!なんで教えてくれなかったの!」

ヴァーフェル「その翌日…母さんは家を出ていった…」

そうだったの…ヴァーフェルにもそんな悲しい過去があったんだ…みんな…闇を抱えて生きているんだ…ドウェインは家族を失い…恋人も失い…ヴァーフェルは奥さんを…

ヴァーウェルが入れてくれたカフェラテを飲んだ。

ルフェンルス「うっ!」

なにこれ!変な味がするんだけど!そのカフェラテは後味がへんだった、砂糖でも、レモンでも、キャラメルでもない、最初飲んだ時は普通のカフェラテだけど…後味が明らかに違う!

ルフェンルス「何入れたの?」

ヴァーウェルに聞いた、だけど彼はぽかんっと口を開けている。

ヴァーウェル「えっ?隠し味に人の生き血をいれただけだけど…」

何が…生き血を入れただけよ!なんで血なんて入れるのよ!

トイレで吐き出したくなってきちゃった…

ヴァーウェル「ねえ、ちょっと話聞いてくれる?」

ルフェンルス「えっ?」

私が変な隠し味が入ったカフェラテを飲んだばっかりなのに、ドウェインの方が真面目に見えてくる。

私は仕方なく彼の話を聞くことにした。

ヴァーウェル「ヴァレンダーさん、僕の恋人になってよ。」

ルフェンルス「えっ?」

恋人?どうして…私はドウェインがいるんだよ…ヴァーウェルはそのことを知ってるのに…

どうして?

ヴァーウェル「結婚式で君に一目惚れしてから、ずっと伝えたいって思ってた、僕はヴァレンダーさんを幸せにしてあげるから。」

ルフェンルス「私は元から恋人が…」

ここははっきり断りたい…でも…口が動かない、喉が言葉を閉じ込めているみたい…

いつもなら…言えるのに…ドウェインとは違う真っ赤な瞳…その瞳に私が写っている…

いつもの私じゃない…もしかして…ドウェインの入院で?

ヴァーウェル「すぐに決めなくても大丈夫、ゆっくり考えて。」

ルフェンルス「…」

血の色と森の色

その日の夜、私はゆっくりとベットに寝転んだ、時計をチラッと見た、11時24分、ヴァーウェルに告白されてからもやもやが続いている。

私に恋人がいるってことを知ってて言ったのかな…ヴァーウェルが私の血を欲しくなったら…

私はどうすればいいだろう…その時だった…

プルルルル!急に手元に置いてあったスマホが鳴った、スマホを開けてみるとリフェン姉さんの

名前が表示された、ドウェインに何かあったのかな…?

恐る恐る…電話に出た。

リフェン「ヴァレンダーさん?」

ルフェンルス「はい…そうです…」

リフェン「今から、病院に来れる?」

何があったんだろう…リフェン姉さんは何もなかったかのように落ち着いている。

ルフェンルス「今から行きます…彼に何か?」

リフェン「目を覚ましたの…」

その言葉を聞き、電話を透かさず切って部屋から出た、ダッシュしてエレベーターに乗った。

早く…早く…チーン…エレベーターの扉が開いた、再び私はダッシュした。

病院に着き、エレベーターで上の階に上がった、ドウェインがいる病室の目の前にたどり着いた。

病室の扉を開けると…

ドウェイン「やあ、ルフェンルス。」

彼がベットに寝ころびながら手を振っている、さっきの苦しそうだった彼はどこに行ったのかって

思っちゃうくらい元気そうだった。

ドウェイン「こっち来いよ。」

彼にそう呼ばれたので私は前に足を動かす。

ルフェンルス「何か?」

私が言うと…彼は「ハハハハハ。」と笑った。

ドウェイン「ルフェンルスがこの前作ってくれたタルトが食べたくて。」

ルフェンルス「なーんだ、そんな事?」

元気になってよかった、リフェン姉さんの電話がかかってきたときは心臓が爆発しちゃいそうくらい、心配してたのに。

ヴァーウェルとは違う、ドウェインの森みたいな緑色の目が美しく見えた。

リフェン「ごめんね、こんな夜遅くに。」

リフェン姉さんが申し訳なさそうに言った。

ドウェイン「姉ちゃん、そんなこと言うなよ、情けない!」

リフェン「ごめんなさい。」

ルフェンルス「私はもう行くね、明日タルトを持っていくから。」

私はリフェン姉さんとドウェインに手を振って病室から出た。

施設に戻りエレベーターに乗った、ドウェインが元気になってよかったなぁ!

両手を胸に当てる、エレベーターの扉が開いた、私は胸に当てていた両手を口に付けた。

なにこれ…エレベーターの扉の先には…

ルフェンルス「血まみれの廊下…」

赤色に染まった廊下

目に映った光景は…信じられないほど…むごかった…何人かの人間が血を流しながら倒れていた…

壁とかにも大量の血が付いている…誰が…こんな事…私はエレベーターから出て廊下を歩き始めた。

プールと言っていいほどの血の量だった…エウィサとへブルスの部屋が見えてきた。

「ああああ…」

後ろから誰かの声が聞こえるんだ…そっと振り返った。

ルフェンルス「ヴァーウェル?」

そこには血で染まったスーツを着たヴァーウェルが立っていた、ヴァーウェルが…犯人?

ゴクリとつばを飲み込む…

ヴァーウェル「急に…貧血になって…」

そう言うと彼はバタンッと地面に倒れた。

ルフェンルス「誰か!誰か!来て!」

エウィサ「何が起きたの!」

エレベーターの扉が開いてエウィサとへブルスが出てきた。

へブルス「僕が保健室に連れていく!エウィサはこの廊下をきれいにしてて!」

へブルスはヴァーウェルを横に抱き上げるて再びエレベーターに乗った。

エウィサは目をつぶって両手を広げた、そして何か呪文をかけている、廊下がピカーンと光った、光が消えると元の綺麗な廊下に戻っていた。

ルフェンルス「すごい!エウィサ!そんな能力を持っていたの!」

エウィサ「私も一応能力者だから。」

エウィサは照れくさそうに笑った。

数時間後、ヴァーウェルの体調はだいぶ良くなった、医者によるとヴァーウェルは発作を起こしたらしい、興奮しちゃって大量の血液が欲しくなったみたい、ドウェインはあんなむごいことはしないのになぁ…ブンブンと首を横に振った、ヴァーウェルだっていいところはある!ちゃんと知ってから決めないと…

口に出せなくなった言葉

その翌日、私は朝早く起きてキッチンでタルトを作っていた、タルト型にチョコレートを流しいれて冷蔵庫で冷やし固めた。

ヴァーウェル「昨日はありがとう。」

ルフェンルス「!」

キッチンの扉が開いてヴァーウェルが入ってきた、ニコニコ笑っている。

彼は冷蔵庫の中身をチラッと見た。

ヴァーウェル「バーグルスに渡すタルトか、俺にも分けてよ。」

ルフェンルス「1かけでも渡さない!」

私はすぐに断った、あなたに渡すっていつ言ったの!

ヴァーウェル「まあ、君が僕を好きになったら作ってくれるからいいか。」

何よ!その態度は!いや…怒りすぎるのも良くない…落ち着こう…

ルフェンルス「怒鳴ってごめんなさい…」

ヴァーウェル「いいんだよ、気にしなくても。」

ヴァーウェルはなんでいつもと同じ態度でいられるんだろう…それを言えばヴァーウェルのお父さんもそうか、ヴァーフェルは怒ることもないし、彼のギャップすらも私は見たことがない。

そういうところはお父さん似なのかな。

ヴァーフェル「昨日助けてもらったから、僕がランチをおごってあげる。」

私のお腹が大きく鳴った、タルトを朝早くから作ったからお腹空いちゃったよ!

ルフェンルス「遠慮なく!」

私はヴァーウェルにランチをおごってもらうことになったけど…向かったレストランは…

ルフェンルス「えっ?ここって…」

そのレストランはドウェインとの初デートで食べに行った『ミス・クリーン』と言うレストラン。

友達と一緒に何回か食べに行った事もあった、たしかにおいしいところだけど…

このレストランまでドラゴンのしっぽ焼きがある…

ヴァーフェル「どうしたのさ、早く入ろうよ。」

しょうがなく入ることにした、本当は正直に言った方がいいんだけど…

どうして…本音が言えなくなっちゃったんだろう…席に座り、ヴァーウェルはメニューを見始めた。

ヴァーウェル「僕はドラゴンのしっぽ焼きにしようかな。」

ド…ラ…ゴ…ンのしっぽ焼き!噓でしょ!ヴァーウェルはドラゴンのしっぽ焼きが好きなの!

どうしよう…もしも…食べされられたら…頭の中で考えただけでもびくびくする…

ヴァーウェル「バーグルスはしっぽ焼きがキライだって言ってたけどなぁ、どこがおいしくないのか分かんないなぁ…」

そんなに呆れるの!

ヴァーウェル「何にするか決めたの?」

ルフェンルス「えっ!あ…あ…トマトとクリームチーズのペンネ!」

一番に目に入ったものを頼むことにした、と言っても…これも食べたことあるんだけどね!

ああああああああ!もう!何もかもごちゃごちゃだああああああ!頭がくるって爆発しちゃいそう!

ドラゴンのしっぽ焼きとペンネが席に届いた、ヴァーウェルはナイフとフォークを手に持ち

しっぽ焼きを切り始めた、私はゴクリとつばを飲み込む…

彼は美味しそうにしっぽ焼きを食べている、変に思われないように…少しでも食べなきゃ…

ペンネを口の中に入れた、ヴァーウェルがしっぽ焼きを食べながら何か言っている。

ヴァーウェル「ここのしっぽ焼きは甘い虫が入ってるからいいんだよねえ!」

虫!ドラゴンのしっぽ焼きには虫が…口に入れていたペンネを吐き出しそうになった、両手でしっかり口をおさえた、私は席から立ってトイレに向かっていった。

ヴァーウェル「どこ行くんだよ!」

ヴァーウェルの声が聞こえたけれど、無視して一番奥のトイレに入った。

ルフェンルス「おえっ!」

ああ…もう!最悪!せっかくランチをおごってもらったのに…どうして…

トイレットペーパーを数枚取って、口をふいた。

アフェリスの好きな人

ヴァーウェル「おいしかったなぁ!」

ルフェンルス「そうだね…」

私はよく味わえなかったけど…ヴァーウェルは50㎝もあるしっぽ焼きを完食して、デザートに大きなパフェまで頼んで、私はペンネのチーズとトマトソースを食べるので精一杯になっていた。

ヴァーウェル「僕はこの後用事があるから、先に帰ってて。」

ルフェンルス「うん…」

施設に戻りエレベーターに乗った、25階に着き、エレベーターの扉が開いた。

179号室に向かう、178号室を通りかかった時…

ジュリアンヌ「そうだったんだ…」

178号室から女の子の声が聞こえた、扉が少し開いていたので、その隙間から覗き込んだ。

部屋には親友のジュリアンヌ、アフェリス、エウィサ、エリベスラがみんなで何か話している。

私はうっかり手を滑らせて扉を全部開けてしまった。

ルフェンルス「キャー!」

アフェリス「ルフェンルス!」

ジュリアンヌ「びっくりした!」

ルフェンルス「何話してたのかなぁーって…」

エウィサ「こっち来て。」

エウィサに呼ばれたので、私はつい最近仲良くなった女の子、エリベスラ・トレイシーの隣に座った。

ルフェンルス「どうしたの?」

アフェリス「私ね…好きな人が出来たの…」

好きな人?誰だろうな…へブルスはエウィサと付き合ってるし、ジュリアンヌだって彼氏がいる。

エリベスラは好きな人はいるけど、まだ両想いにはなっていないし、エリベスラの好きな人って…

名前なんだっけ?アフェリスはその人が好きなのかな?

ルフェンルス「誰が好きなの?」

エリベスラ「それはね…」

隣に座っている、エリベスラが言った。

エリベスラ「ヴァーウェル・キラー…」

その名前を聞き、「ええええええええええええ!」と叫びたくなった。

ジュリアンヌ「しかも…昨日好きになったみたいなの…」

昨日から!昨日は…廊下が血まみれになる事件が起きた日だっけ?

アフェリス「昨日…廊下を血まみれにしたのは…ヴァーウェルじゃなかったの…」

ルフェンルス「えっ?」

ヴァーウェルじゃ…なかったの?じゃあ…誰がしたんだろう…一人…心当たりがある子は…

ブラドリン・バッドンと言う、能力者、普段は可愛い顔をした男の子なんだけど…

その子の好物は人間の心臓…心臓をえぐるときは、目も髪の毛も真っ黒になり、血の涙を出す。

アフェリスが昨日のことを話し始めた。

アフェリス「来ないで!」

私はブラドリン・バッドンに心臓を狙われて、追いかけられていた、彼は真っ白な廊下を、大量の血で真っ赤に染めた犯人なの、私が部屋から出た時…彼は数人の人たちを捕まえて、心臓をえぐって、食べていた、私は彼に気づかれて、追いかけられた。

私はスカートのすそを踏んで転んでしまった。

ブラドリン「君の命も終わりだね…」

彼はそう言い、手を伸ばして…心臓をえぐろうとした時…

ヴァーウェル「やめろ!ブラドリン!」

突然、私の後ろから、1人の吸血鬼が現れた、それがヴァーウェル・キラーだった。

ブラドリンよりも背が高くて、大きな背中が私をガードしている。

ヴァーウェル「こいつの心臓を食うなら…僕のを食え!」

彼は私をかばってくれた、ブラドリンは吸血鬼の心臓には興味がなかったみたいで、その場を去っていった。

アフェリス「ありがとございます!」

ヴァーウェル「いいから、ここから逃げろ!今はここにはいられない!」

彼はそう言い、私をゆっくりと立たせてくれた。

ヴァーウェル「気を付けなよ、アフェリス・ヒルズン。」

アフェリス「あの時の彼が…頼もしくってね…本当はルフェンルスの事が好きって知ってたのに…

好きな人がいるのに、私をかばってくれたから…それでね…」

そうか…私はアフェリスの話を聞いて思った、あのヴァーウェルでも…勇敢なところがあるんだなぁ…

ジュリアンヌ「アフェリス!グズグズしてても、彼とは両想いになれないからね!アタックし始めたら?あなたの良さを知って、好きになってくれるかもよ!」

アフェリス「うん…私…頑張るよ!」

ルフェンルス「そうだね、私も応援するから。」

タルトを届けに

夜の10時くらいに、私はドウェインにタルトを届けに、病院に向かった。

ルフェンルス「ごめんね!遅くなって!」

病室の扉を勢い力開ける、ドウェインとリフェン姉さんは仲良く、夜食を食べていた。

ご飯が食べられるくらい、元気になってよかった。

ルフェンルス「タルトを届けに来たの!遅くなって、本当にごめん!」

ドウェイン「別に明後日でも、よかったのに。」

ドウェインはクスクスと笑う、私はタルトが入った、箱を渡した、ドウェインが食べやすいように、8等分に切ってあげた。

リフェン「ありがとね、ヴァレンダーさん。」

ルフェンルス「リフェン姉さんの分も、ありますよ。」

リフェン姉さんは「ありがとうね。」と言い、笑った。

恋人の死の危機、本心を言う時

ドウェインが、入院になって、2週間ぐらいが過ぎた。

もうすぐ退院になるって、先生が言っていた、ドウェインが退院する前に…ヴァーウェルに本当のことを言わないとなぁ…

ぼっーっと、ベットに寝ころんでいたら…プルルルル!またもや、リフェン姉さんから、電話がかかってきた。

次は何?電話に出た。

リフェン「ヴァレンダーさん…よく聞いてくれる?」

スマホから聞こえる、リフェン姉さんの声は、元気そうじゃなかった。

ショックを受けているみたい、リフェン姉さんは半泣きになりながら、話し始めた。

リフェン「ドウェインの病気が…悪化したの…」

ルフェンルス「えっ?」

悪化したの?この前までは…あんなに…元気だったのに?

リフェン「ついさっき、手術をしたの…あと…4回は手術が必要みたいで…それまでに…ドウェインの体が持つか…分からないみたい…それと…最後の手術がうまくいくかも…分からないみたいなの…」

リフェン姉さんは何度もしゃっくりをあげる。

リフェン「今のうちに、会いに行ってあげて。」

ルフェンルス「うん…」

電話を切った…

この世界に…巨大な隕石でも…落ちてくるの?そういう感じに思えた…なんで…こんな…ひどいことが起きるの…もう…こんなの…

私はベットから起き上がり、ダッシュで病院に向かった。

ルフェンルス「ドウェイン!」

病室の扉を開けると…

リフェン「ヴァレンダーさん…」

ドウェインが、ベットの上で気持ちよさそうに寝っている、呼吸マスクはつけていなく。

まるで、もう息を引き取っているようだった…呼吸マスクを付けていない代わりに、頭には包帯が巻かれていた。

その次の日、2回目の手術が行われた、手術は無事に成功した、1回目は脳を、2回目は内蔵を、

3回目は胃、4回目と5回目は心臓を手術する、5回目までは、いい感じだったのだけれど…

「バーグルスさん!しっかり!」ドウェインが急に呼吸混乱を起こした。

なんとか、呼吸混乱はどうにかなったけど、今の状態で手術するのは、難しい。

今の状態だと、手術が成功する確率は限りなく、低いらしい。

最後の手術が別の日に変更された、体の調子が良くなるまで、見守るしかないみたい。

私は施設に戻った、部屋に入り、ベットに寝転んだ、ポケットからスマホを出して、開いた。

ヘイフィルナとヴァーフェルの結婚式の時に撮った写真がある、写真の中でドウェインが笑っている。

この日はダンスパーティーにも言ったよなぁ…楽しかったなぁ…

彼が…死んでしまう…そう考えると…不安でたまらなくなる…

ヴァーウェル「すぐに決めなくても大丈夫、ゆっくり考えて」

ヴァーウェルが言っていた、言葉を思い出す、そうか…決めるのは…ヴァーウェルじゃなくて…

私なんだ…お母さんが良く言ってくれた「決めるのは、あなた次第なのよ」って。

レストランの事も…言えなかったし…私は、本音をずばっと言うタイプ、でも、レストランの時は

正直に本音が言えなかった、そのせいで、いつももやもやしているのかも…

本音が言えないなんて…私らしくない!ドウェインが退院しても、正直に本音が言えないなんて…絶対に嫌だ!私は立ち上がって、ヴァーウェルの部屋に向かった。

ルフェンルス「ヴァーウェル!」

彼の部屋の扉を勢い力開けた、彼はソファに座って、本を読んでいた。

ヴァーウェルは本にしおりを挟んで、こっちに来た。

ヴァーウェル「どうしたの?ヴァレンダーさん。」

私はヴァーウェルの腕を掴んだ、部屋から出て、扉を閉めた。

ヴァーウェル「どうし…」

ルフェンルス「ヴァーウェル、私は…」

ゴクリとつばを飲み込む。

ルフェンルス「あなたを好きにはなれない!」

ヴァーウェル「えっ?」

ルフェンルス「レストランだって、あそこは何回も行ってる、私は…やっぱり…ドウェインじゃなきゃ…ダメなの!」

ヴァーウェルは目を丸くした。

ヴァーウェル「そうだったの…ありがとう…正直に言ってくれて。」

ドウェイン「おい!その女に触るな!」

ヴァーウェルの後ろに、紫髪の男が現れた、その人は…

ルフェンルス「ドウェイン?」

病気の真実

ドウェイン「どこの誰だか、知らないけど…ルフェンルスに触るな!」

彼は瞬間移動して、私の前に立った。

ルフェンルス「ドウェイン…!病気なんじゃ…」

彼はぽかんっと、首をかしげる。

ドウェイン「病気だって?知らねえよ!目が覚めて…気づいたら病院にいたんだよ!」

ルフェンルス「えっ?」

どういう事?気づいたら…病院にいたって?

ドウェイン「お前が、噂の、ストーカー吸血鬼の隠し子か?」

隠し子?ストーカー吸血鬼とは、ヴァーウェルのお父さん、『ヴァーフェル・キラー』の事。

ドウェインはヴァーウェルを壁に押し付ける、そして、ヴァーウェルの耳元でささやいている。

ドウェイン「彼に真実を語らせろ…」

ドウェインは手を離した。

ヴァーウェル「僕が…ドウェインに毒を飲ませたんだよ!それで…彼を病気にさせたんだ!

ディナーが終わって…彼の部屋を見てみたら…ドウェインが寝てたから…その時飲ませたんだ!

ルフェンルスを独り占めしたくて!」

ルフェンルス「はあああああああああああああああああ!」

ドウェイン「お前は…バカか!独り占めしたくて、俺に毒を飲ませたのか!俺は毒が回らない体質で良かったけどよ!」

ドウェインはヴァーウェルに頭突きした、ゴンッ!

ヴァーウェル「もうやらないよ…」

ドウェインはまた、彼の耳元でささやいた。

ドウェイン「コウモリの姿になり…ここから去れ…」

ヴァーウェルはコウモリに姿を変えて、飛んで行った。

ルフェンルス「あれは何?」

ドウェイン「人を操る能力。」

へえ…あんな、能力もあるんだ…すごいなぁ…

ドウェイン「パーティーに行くぞ。」

ルフェンルス「うん!」

A・Sパーティー

A・Sの城に行き、着替え室で、白色のドレスに着替えた。

ルフェンルス「変じゃないかな?」

ドウェイン「うん。」

ドウェインは紫色のスーツを着た。

ドウェイン「いつもの…あれで行くか…」

ドウェイン私を横に抱き上げる、そして、そのまま瞬間移動した。

ルフェンルス「キャアアアアアアアアアア!」

一瞬で目的地に着いた、パーティーはもう始まっているみたい、扉が開いていた。

私とドウェインはその部屋の中に入った。

ジュリアンヌ「ルフェンルス…おめでとう!」

エウィサ「ルフェンルス…おめでとう!」

アフェリス「ルフェンルス…おめでとう!」

エリベスラ「ルフェンルス…おめでとう!」

大量のクラッカーの音が鳴った、天井からは紙吹雪が落ちてきている。

部屋はたくさんの薔薇で飾られていた、テーブルには大きなケーキがおかれていた。

壁には、看板が張られていた、こう書いてある、『ルフェンルスとドウェイン、おめでとう!」

ジュリアンヌ「二人が付き合ってから、1年がたつでしょ?」

アフェリス「みんなでお祝いしようと思ってね!」

エウィサ「おめでとうございます!」

エリベスラ「みんなで楽しもう!」

私はゆっくりとドウェインを見た、そしてこういった。

ルフェンルス「これからもよろしく!」

ドウェイン「俺も。」

エピソード3へ続く

キャラクター

ルフェンルス・クレア・ヴァレンダー

 

A・Sの世界のキャラクター

ドウェイソン・テイラー・‘‘ドウェイン‘‘・バーグルス

 

 

ヴァーウェル・リチャード・キラー

 

ヴァーフェル・チェイス・キラー

 

ヘイフィルナ・ボビー・キラー

 

アフェリンス・メリー・‘‘アフェリス‘‘・ヒルズン

 

ジュリアンヌ・ジョディ・コフィンズ

 

ブラドリン・バッドン

 

エウィサビス・アビー・‘‘エウィサ‘‘・へリン

 

ヘブヴェルド・K・‘‘へブルス‘‘・シュライ

 

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