スポンサーリンク

フェイプロマンス①海に導かれた初恋。

フェイプロマンスシリーズ

ジャンル:ドラマ/ロマンス/ファンタジー

スポンサーリンク

あらすじ

ギリシャ出身の14歳の少女フェリーナ・ウェルランドは友達も作らず家で引きこもりの日々を送っていた、少女の夢は美術館に自分が書いた絵を出すことだった。

ある日フェリーナは家のすぐ目の前にある海を眺めていた時海に落っこちてしまう。フェリーナは

フェイプという半魚人に助けられる、フェリーナはフェイプに一目惚れする。

二人はとても親しくなるが…街中の人に二人の存在を知られてしまう。

伝説の海の生き物

伝説の海の生き物、半魚人は存在する?この世に存在しているのであれば…私は恋に落ちてしまうだろう…だけどもしも恐ろしい生き物だったら…私はどうなるのか…

お父さんみたいに死んでしまうのだろうか…私は親切な神話の生き物だと願っている…

ウェアリー「フェリーナ、学校には行かないの?」

お母さんがソファに座っている私に言った。

フェリーナ「今日もいかない…」

ウェアリー「朝ごはんテーブルに置いてあるから。」

お母さんが家から出た行った、私はフェリーナ・ウェルランド。

ギリシャに暮らす、昨日14歳になったばかり、私の家の目の前には美しい海がある。

たまにその海に泳ぎに行くこともある、私は14歳になる前から不登校だった。

将来の夢は美術館に飾る絵を描くこと、だから毎日絵を描いている。

フェリーナ「出来た。」

スケッチブックを閉じてキッチンに向かう、テーブルの上にトーストとスクランブルエッグが置いてあった。

フェリーナ「いただきます。」

リモコンを手に取ってテレビをつけた、テレビのニュースを見ることがウェルランド家の日刊。

テレビの中のお姉さんが話している、お姉さんの隣に私の家の目の前にある海の画像が写っていた。

「ウェルランド家の家の目の前にある海に謎の生き物が目撃されました。」

「その生き物は伝説の生き物の半魚人だと確認されました。」

海の画像から青色の半魚人の画像に変わった、まさかでしょ…半魚人って伝説の生き物だよ…

「その半魚人が幼い子供を食べている写真が撮られました。」

半魚人の画像から撮影された写真に変わった、半魚人の顔までは撮られていなかった。

その小さな女の子は血みどろで倒れていた。

フェリーナ「!グロ!」

「彼は危険な存在です、この海には当分入ることは出来ないでしょう。」

「皆さんの安全のためこの海は立ち入り禁止とさしていただきます。」

噓くさい…変なの…みんな神経質なんだよ!半魚人なんているわけないじゃん!

リモコンを手に取ってテレビの画面を消した。

街中に見かける神話

あの海に半魚人が住んでいるというニュースが流れてから街中に半魚人の写真とかも見るようになった、更にはテレビのニュースに毎回事件の話が流れるようになった。

その日は借りていたdvdをお母さんと見る約束だった。

半魚人と女の子と恋の物語、舞台はカルフォルニア州。

dvdをテレビの中に入れる、真っ暗な画面に映画のタイトルが印字された。

お母さんは涙が出た時ようにハンカチを持っていた。

私と同じような女の子が半魚人の彼を幸せにするために自分を変えるというシーンがあった。

これが革命っていうやつ?女の子が彼に「あなたに何があっても私はあなたのそばにいるの。」

というこの映画の名言を言っていた、これってなんなの?

こんな出会いをするって事?

ウェアリー「感動するわ…」

エンディングの曲がすごく悲しげな曲、お母さんはハンカチが足りなくなるほど泣いていた。

私もたしかに感動した、でもお母さんみたいに泣くほどではなかったけど…

お母さんが時計を見た。

ウェアリー「!もう5時過ぎ!今日はディナーに行くのに!」

お母さんが大急ぎで外に出る準備をした、今日は超高級なレストランに行く予定だった。

私はバックを肩にぶら下げ海を眺めていた。

フェリーナ「なにあれ?」

半魚人?みたいな生き物が地上にあがっていた、まさか…噓でしょ…

その生き物がチラッとこっちを見た。

フェリーナ「ブンっ!」

目を閉じてお母さんの方を向いた、お母さんが呆れている。

ウェアリー「どうしたの?」

フェリーナ「別に…」

きっとあれは海に泳いでいた男の人だ…きっとそう…

母と娘の二人の時間

ウェアリー「久しぶりねフェリーナと二人だけの時間って。」

お母さんがニコッとほほえんでうなずく。

フェリーナ「うん…そうだね…」

彼の事が気になっていた、彼はいったい何者か、なんで地上に出ていたのか。

ウェアリー「サラダ食べないの?」

いつの間にかサラダがテーブルに置いてあった。

フェリーナ「いただきます。」

サラダを口の中に入れた。

ウェアリー「このレストランね、パパとよく来てたのよ。」

お母さんが言った、そうなんだ…私のお父さんは私が小さい頃に事故で死んじゃったらしい。

だから私はお父さんがどんな人かは知らない。

ウェアリー「美味しそうなピザね。」

お母さんは目をキラキラさせた、一切れ手に取った。

フェリーナ「美味しい。」

ウェアリー「本当ね、フェリーナ、ちょっと聞いて。」

何?お母さんはピンっと背を伸ばして話し始めた。

ウェアリー「フェリーナはいつも一人で寂しいでしょ?お母さん、もっと早く帰るようにするから。お母さんと二人で遊びに行こう、きっと何か変わるわ。」

お母さん…私の事…ちゃんと考えてくれてるんだ…

ウェアリー「はやく食べましょう、冷めちゃうわ。」

フェリーナ「うん。」

彼はいったい…何者?

その翌日、下の階におりるとお母さんが珍しく朝食を作っていた。

フェリーナ「ママ?今日も仕事でしょ?なんで行かないの?」

お母さんがこっちを見た、ニコニコ笑っている。

ウェアリー「フェリーナと同じ、お母さんも不登校みたいに不仕事になるの。」

それはいいんだけどさぁ…これからどうするわけ?

ウェアリー「新しい仕事を見つけるの。」

お母さんは更にテンションが上がってパンケーキを元気よくひっくり返した。

ウェアリー「フェリーナ、今日はどこ行く?海?それとも…」

フェリーナ「いやいや、お母さんは家でゆっくりしなよ。」

お母さんは目をまん丸にした、そりゃそうだ予想外すぎるもん!

ウェアリー「分かったわ…ありがとう…」

お母さんはパンケーキの生地をフライパンの上に流した。

海の絵でも書こうかな、スケッチブックとペンを手に取ってサンダルを履き家から出た。

海は相変わらず綺麗だ。

フェリーナ「もっと近くで見てみたいなぁ…」

一歩一歩っと前に出る、でも前を見ずに歩いてたら…

フェリーナ「!キャー!」

私は海に落ちてしまった、しかもすごく深いところに…

息が出来ない…私は気を失ってしまった…

フェリーナ「ブクブク…」

フェイプ「!」

ヒュイーン!ザバー!

フェリーナ「!ゴホゴホ!」

地上…?私…さっきまでおぼれてたんだよね?

フェリーナ「!」

フェイプ「!」

半魚人!青色の半魚人が私をじーっと見ていた、半魚人は本当に存在するんだ…

フェリーナ「ごめんなさい…」

その半魚人は立ち上がってその場から去ろうとした。

フェリーナ「待ってよ!」

フェイプ「!」

彼は立ち止まった、なんでしゃべらないの?半魚人は思っていたより大きいんだなぁ…

彼はこっちに近づいた。

フェリーナ「助けてくれたのはあなたなの?」

彼は地面に「そうだよ」と書いた。

フェリーナ「しゃべらないの?」

彼はうんの合図をした。

フェリーナ「名前は?私は…フェリーナ・ウェルランド。」

彼は地面に名前を書いた「フェイプ」変わった名前。

彼は更に字を書いた、「君は誰?」

フェリーナ「あの家に住んでるの。」

自分の家を指さした、彼はまた地面に字を書いていた。

「なんでおぼれていたの?」

フェリーナ「あそこから落っこちたの。」

「君は海みたいな女の子だね、綺麗だよ。」と地面に書いた。

恥ずかしいよ…でもなんで喋られなくなったんだろう…

ウェアリー「フェリーナ!フェリーナ!」

お母さんの声が聞こえる、彼はビックリして海に飛び込んだ。

フェリーナ「ねえ!待って!」

ウェアリー「フェリーナ!なんでそんなところにいるの!」

フェリーナ「今からそっちに行くから!」

私はもう一度海を見た、そしてこう言った。

フェリーナ「フェイプ…私…あなたに一目惚れしちゃった。」

半魚人の情報

家の中に入って髪を乾かし別の服に着替えた、ソファに座ってパソコンを開いた。

そして「半魚人」と検索する、すぐに「半魚人、伝説の生き物」と言うホームページが出て来た。

半魚人が綺麗な女の人を横に抱っこしている画像が目に入った。

半魚人は半分が魚、半分が人間の姿をした生き物、フェイプの足はたしかに人間みたいだったな。

でも半魚人はフェイプみたいに人を助ける生き物ではないとかいてあった。

恐ろしい生き物だと書いてある情報ばっかりだった、そんな事を言われている半魚人がかわいそうに思えた、半魚人の絵でも描いてみようかな。

よさげな画像を見つけスケッチブックを開いて鉛筆を手に持った。

シャッシャッシャッと音を立てる、初めて描くけど…うまく描けるかな?

ウェアリー「フェリーナ、何を描いてるの?」

ふいに後ろからお母さんに話しかけられた。

フェリーナ「!お絵描きだよ。」

ウェアリー「そう、紅茶飲む?」

フェリーナ「うん…」

お母さんはスキップしながらキッチンに行ってお湯を沸かした。

フェリーナ「描けた…!」

初めてにしてはけっこううまく描けた。

ウェアリー「フェリーナ…これは神話の生き物の半魚人かしら?」

後ろを振り向くと、青ざめたお母さんが立っていた。

ウェアリー「半魚人…」

半魚人が何…?

ウェアリー「はい、紅茶よ。」

お母さんがティーカップに入った紅茶を机の上に置いた。

私はあったかい紅茶をすすった。

フェリーナ「ママ!さっきの話聞かせてよ!」

ウェアリー「気にしないで…何でもないから。」

フェリーナ「ママ!」

ウェアリー「買い物行ってくるから!」

お母さんが買い物袋を持って玄関のドアを開けた。

ガチャン!何でいきなり買い物?今日はどこもいかないはずだよね…?

フェリーナ「海でも見に行こう。」

髪を結んでサンダルを履いた。

新しいスケジュール

海がなんだか光って見える、さっきみたいにモヤモヤすることが起きたら気分転換に海を見ると

言うスケジュールができた、お母さんはなんであの絵を見てぞっとしていたのかな?

話したくなさそうな顔だったし、なんで急に買い物に行ったのだろう…

フェリーナ「あの人たち誰だろう?」

人が海に泳ぎに行ってるのかな?大勢の人たちが集まっていた。

マイクを持っている人やカメラを持っている人達、私は何が起きているのか聞きに行くことにした。

海へと続く橋を渡たった、テレビのニュースかな?

マイクを持った女の人に話しかけた。

フェリーナ「あの…」

エラ「なんです?」

フェリーナ「何をしているんですか?」

エラ「この海に住んでいる生き物を探してるんです。」

それってフェイプの事?捕まるとかじゃないよね?

フェリーナ「その生き物をどうするの?」

エラ「何をするか私も分からないです、その生き物の事を知ってるんですか?」

ギクリッ!口から内蔵を吐き出しそうになった、どうしよう…

これって言っていいのかな?でもあの映画では捕獲するとかなんとかって言ってたしなぁ…

エラ「知ってるのなら、彼を呼んでくれます?」

ええええええええ!噓でしょ!本当に呼ぶの?怖がって出てこないと思うけど…

こんな時…あの女の子はどうしてたっけ?あああもう!どうすればいいの?

その女の人につられてほかの人たちも私に近づいてきた。

「生き物の事を?」「どんな生き物ですか?」

「彼は今どこに?」大勢の人がマイクを差し出してきた。

ああどうしよう!もうこうなったら!

フェリーナ「知ってたとしても、私は教えません!」

と大きな声で言った、さっきまでうるさかった人たちが静かになりなんも言わなくなった。

「チェ、最近の子供はあんな感じなんですね。」「つまんねぇ、素直に言ってくりゃいいのによ。」とぶつぶつ文句を言いながら去っていった。

さっきまで親切そうに見えた女の人が怖い顔をして何か言っていた。

エラ「あの女の子は噓にだまされないのね、もうすぐで捕獲できそうだったのに…」

捕獲…?あの女の人は私をだまそうとしていたのか、彼を呼んでいたら

大変な事になってただろう、ふと海を見る。

フェリーナ「あっ!」

彼がひょこっと顔を出していた。

フェリーナ「…あなたは今…大勢の人達に狙われてる…どうにかして身を隠して。」

彼は地上にあがって来た、私の顔を触ってきた。

フェリーナ「これは二人だけの秘密しよ。」

私はその場で座った、私が彼を見たことがあるってことは…誰にも教えない。

二人だけの秘密だから…

喋らない彼と不登校の私

フェリーナ「ねえ、これ見てよ。」

私はスケッチブックを開いてさっき描いたばかりの半魚人の絵を彼に見せた。

フェイプ「?」

フェリーナ「あなたと同じ半魚人の絵…うまいかな?」

彼は地面に「すごくね」と書いた。

フェリーナ「ねえ、お父さんとお母さんは?」

彼は悲しそうな顔をして首を動かした、いないって合図?

フェリーナ「そっかぁ…私もお父さんいないの、この海で死体が見つかったらしいよ…

私がまだ小さい頃にね…」

フェイプ「!」

その言葉を聞いて彼はビクッて顔になっていた。

フェリーナ「お母さんは前までは夜遅くまで仕事、今は別の仕事を探すみたいだけど…

不登校だし、友達いないし、いっつも一人だったなぁ…」

その話をしていると…昔の私を思い出す…

ウェアリー「行ってくるね、フェリーナ。」

フェリーナ「今日もお仕事行くの?私も行くの!」

ウェアリー「ダメ!お仕事っていうのは遊びに行くんじゃないの!いい子にしてて。」

ガチャン!昔はお母さんの仕事が忙しくて、お母さんの手料理を食べることが少なく

冷凍パスタとかそんなんだった、いつも一人でソファに座ってひたすら絵をかいていた。

マンガのイラストとかも描くけど一番よく描いていたのは伝説の生き物の絵だった。

ドラゴンやフェニックス、ケンタウロス、ユニコーンなどの絵が得意だった。

その絵は捨てるのがもったいないから部屋に飾っている。

自分で洗濯をしたり、お風呂に入ったりと何事も一人で頑張っていた。

昔はよくお母さんと喧嘩したなぁ…ぼおーっと考えていたら…

フェリーナ「あれ…?」

彼がいなくなっていた?どこに?あたりをキョロキョロと見合わす。

フェイプ「ひょこっ」

彼がまたもやひょこっと顔を出した、地上にあがって来る。

手に何か光るものを持っていた、私は手を差し出す。

フェリーナ「?しんじゅ?」

キラキラと光る4つのしんじゅをくれた、しんじゅには小さな穴が開いていた。

これでネックレスを作るって事かな?しんじゅをぎゅうっと握りしめてつぶやいた。

フェリーナ「ありがとう…」

親すらも信用できない…

家に帰り、彼にもらったしんじゅをゴムのテグスに1つずつ通していく。

最後のしんじゅを通し、キュッとテグスを結ぶ、しんじゅのネックレスを手からぶら下げる。

しんじゅがキラキラと光った、ネックレス首にを通した。

フェリーナ「可愛い…」

ウェアリー「ただいま。」

お母さんが家に帰ってきた、買い物に行くってはずだよね…?買い物袋の中はカラっぽだった。

フェリーナ「あれ?買い物行ったんじゃ?」

お母さんは一瞬私の言葉にひるんだ、そしてこう言った。

ウェアリー「ごめんね…仕事を辞めるって言ったんだけど…」

お母さんはその場でしゃがんだ。

ウェアリー「仕事を続けなさいって言われたの…さっきは買い物じゃないくて…仕事に行ってたの…」

「フェリーナと同じ、お母さんも不登校みたいに不仕事になるの。」あの時お母さんが言った

言葉を思い出した…なにが…なにが…こぶしを作りぎゅうっと握る。

お母さんを今にも殴りたい…怒りをこらえる。

フェリーナ「お母さんは…私の事…なんも…分かってない!」

ウェアリー「フェリーナ…」

フェリーナ「なにが、不仕事になるよ!私の事…なんも知らないくせに!仕事か私どっちが大事なの!言いなさいよ!」

お母さんは戸惑う、何を言えば言いいかわからない感じだった。

涙がポロポロと落ちる、早足で階段を登って行った。

部屋の扉を思いっ切り開ける、バンっと音を立てて扉を閉めた。

その場で座り込む、お母さんは昔から…何もわかってない。

昔は私の服だってお母さんが選んでたし…ヘアスタイルだってこれにしなさいとかって言われていたし…

フェリーナ「今日はポニーテールがいいのに!」

ウェアリー「せっかくショッピングモールに行くんだから、可愛い髪型がいいの。」

ショッピングモールでは私が好きではない色の服とかを買わされていた。

フェリーナ「あのスカートがいいの!」

ウェアリー「あなたはスカート着ないでしょ?このズボンにしなさい。」

フェリーナ「私はジーンズ着ない!あのスカートがいい!」

ウェアリー「まったく、こういうのも着てみるといいかもよ?スカートいっぱいあるでしょう?」

いざ、着てみると…

フェリーナ「…全然可愛くない…地味すぎる。」

ウェアリー「そうかしら?とっても似合ってるわよ。」

お父さんが生きていた頃はお母さんはこんなんじゃなかった…

でもお父さんが亡くなって…前までの優しいお母さんは存在しなくなったみたいだ…

最近は仕事のことで頭がいっぱいなのか…私は冷凍食品を食べるか自分で作るかの

2択だった。

お母さんが入ってこないようにカギをかけた。

フェリーナ「私のこの気持ち…誰なら分かってくれるの?」

思い浮かぶのはお父さんとフェイプだった…

ウェアリー「フェリーナ!出てきなさい!」

扉の向こうからお母さんの声がする、しかもすごく怒ってる。

フェリーナ「話したって…どうせ…分かんないくせに!」

私は立ち上がった。

フェリーナ「この気持ちを分かってくれるのは…お父さんと彼だけ!」

お母さんはあきれたように言った。

ウェアリー「彼って…誰?」

フェリーナ「教えない…警察を呼ぶって事…丸見えだし…彼が困る。」

ウェアリー「この前…」

扉を思いっ切り殴った。

フェリーナ「それ以上言わないで!これは私と彼だけの秘密なんだから!信用出来る人しか

彼の事は教えないから!はやく行ってよ…」

階段をおりていく音が聞こえる、やっと言えた…本音が…

キラキラと光るネックレスを見る。

フェリーナ「クリスマスの時だって…私の思い通りにならなかった…」

前まではお母さんと一緒にケーキを作って食べていた…お母さんの仕事が忙しくなってから

人生の楽しみが1つ壊れたみたいだった…友達にフェリーナはどんなケーキなのって聞かれたとき

は…

「私のうちはフルーツたっぷりのロールケーキ!」

「私はチョコレートケーキだよ!フェリーナはどんなケーキ食べるの?」

ケーキの事を聞かれると噓をつくしかなかった…噓をつくようになったのはその日からだった…

家に帰っても「メリークリスマス」とチョコペンで書いてあるパンケーキがおいてあるだけだった…私は涙を流しながらパンケーキを口に入れるだけ…

フェリーナ「…」

ウェアリー「ごめんね…もうちょっと早く帰れるように頑張るから…」

お母さんが私の事を誰よりも考えてるって事は知ってる…でもやっぱり寂しいんだよ…

声の出せない辛さ

青色に輝く海を見つめる、私はいつもより早く起きて、海を見ていた。

お母さんのあの言葉が忘れられない…お父さんが生きてればこんな事になってない…

不登校になった理由はクラスの友達との話はほとんどお父さんの話で…

私は噓をつきたくないのに…その話になると噓をついてごまかしていた…

「フェリーナのパパはどんな人?」「いい人なの?」

フェリーナ「ええ…ああ…いい人だよ…イケメンだし…」

そして私は噓をつきながら学校に通うというのが辛くなって…不登校になったのだ…

お母さんは私が学校で噓をついてたなんて…1ミリも想像できないだろう…

彼だっていつも一人だ…彼は私とって初めての親友だろう…

私は海の水に触れる、涙で乱れている自分の顔がうつる…私…何をやってるんだろう…

お母さんゆずりの青紫色の髪、お父さんゆずりの青色の目、真っ白な肌が赤くなっている…

どうしたらこのモヤモヤを消せるの?私には学校で噓をつきまくってたって言う秘密がある。

彼は喋れないと言う秘密がある、みんな秘密を抱えて生きてるんだなぁ…

ポチャン、水をはじく音がした、彼だった。

フェリーナ「みんな…秘密を抱えて生きてるんだ…その秘密を親にも友達にも言えないで生きてる…」

フェイプは地上にあがって来た、悲しそうな顔をしていた。

フェリーナ「私は学校では噓をつきまくってた…それしか選択が無くて…」

涙が止まらない…服のすそで涙をふく。

フェリーナ「私の夢は…自分が描いた絵を美術館に飾ること…フェイプは私の夢…応援してくれるでしょ?」

彼は地面に「うん」と書いた。

 

キャラクター

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました