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ドラゴンワールド①秘密の恋人編。

ドラゴンワールドシリーズ

ジャンル:ファンタジー/アドベンチャー/ロマンス

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あらすじ

スウェーデン出身の14歳の少女リアンティス・フレインドリンはある日キラキラと光る謎の青色の卵を見つける。

その卵からかえったのは伝説の生き物である青色のドラゴンがだった。

リアンティスはそのドラゴンにアルトリアと名付け、育てるようになる。

だが、ある日アルトリアはリアンティスの元から離れてしまう。

伝説の空飛ぶ生き物

リアンティス「おはよう…」

ベットから起き上がり、下の階におりる。

テーブルの上にトーストが置いてあった。

お母さんとお父さんはもう出かけたのか。

私はリアンティス・フレインドリン、スウェーデンに暮らす。

私はドラゴンが出てくる映画が大好きで本物のドラゴンに会ってみたいって思っている。

でもドラゴンとは伝説の生き物でこの世に存在するか分からない、

もしもドラゴンの赤ちゃんを見つけたらアルトリアって名前にしたいな。

洗面所で顔を洗い、着替えをして長い髪を結ぶ。

椅子に座り朝食のトーストをかじった。

トーストを食べ終わりお皿を洗った、バックを肩にせよって外に出た。

スウェン学校は家から出て北の方に歩いたらいつも買い物しに行っているスーパーがある、その南の方に歩くと学校がある。

ポンッ誰かが背中を押してきた。

リアンティス「!」

ザラン「よっ!」

後ろを振り向くと…クラスメイトのザラン・ゴードンだった。

ザランは私の事が好き、趣味はサッカーをすることで、耳が隠れるほど髪が長い。

目と髪は私と同じライトブルー、私もちょっと前まではザランの事が好きだったんだけど…

ある出来事がきっかけで好きではなくなった。

ごちゃごちゃ考えてる時だったザランが急に手をつないできたのだ。

リアンティス「触らないでよ!」

ザランの手を叩いた。

ザラン「わりい。」

結局ザランと一緒に学校に行くことになった。

私はできるだけザランから離れて向かう事にした。

学校に着いた、学校の門を通った。

4-R組の教室の扉を元気よく開けた。

リアンティス「おはよう。」

私の親友であるシェリーシャ・ウィンターズがニコッとほほえんで手を振ってくれた。

シェリーシャ「おはよう。」

緑色の目で桃色の長い髪でおっとりでおとなしくてちょっぴり恥ずかしがり屋、笑顔が何よりも素敵。

シェリーシャは私の後ろの席の子、席に座った、先生が来るまで読書しよう。

今読んでいる小説はドラゴン使いの少女カーラという話。

とっても有名で映画化された小説だ。

今度友達と観に行く予定。

この小説はシェリーシャ達も気に入るほど面白い。

ガラッ、教室の扉が開く音がした。

担当のヘラール・シングソンがポニーテールを揺らしながら教室に入ってきた。

ヘラール「席について、この前のテストを配りますよ。」

何点ぐらいだろう、シェリーシャは90点ぐらいだろうけど。

配られてきたプリントを見た。

リアンティス「95点、1つ間違ってたのか…」

ヘラール「みんな教科書を出して。」

引き出しから教科書と筆箱を取り出した。

青色の物体

キンコーンカーンコーン、学校のホームルームが鳴った。

教科書と筆箱をしまった、本の続きを読むことにした。

引き出しから本を取り出した時だった…

窓の外からのなにか音がした。

大きな鳥が飛んでいるような音だった。

窓の外を見てみると…

リアンティス「あれ…何?」

謎の青色の生き物だった、鳥にしては大きすぎる。

飛行機でもない、もしかして…

リアンティス「ドラゴン…?」

ブンブンっと首を振った、ありえない!

目がイカれてるだけ!目をこすってもう一度を窓を見た。

もうその生き物はいなかった…

アルリー「あははは!お腹痛い!」

ランチの時間の時友達にあの生き物の事を話した。

アルリー・クウェーンが爆笑した、テーブルをガンガンっとたたいている。

リアンティス「笑わないでよ!」

アルリー「あははは!本当に見たの?」

リアンティス「見たよ!顔はさすがに見れなかったけど…」

シェリーシャ「でも私はおかしいとは思わないな…」

シェリーシャが親指を口に当てた。

シェリーシャ「私だって、リアンティスと同じでドラゴン見てみたいって思ってるし。」

シェリーシャは私の手を握った、そしてニコッと笑ってこう言った。

シェリーシャ「これは運命の出会いってことじゃないかな?」

リアンティス「運命って…伝説の生き物と両想いになるってこと?」

シェリーシャ「言わなくてもわかるでしょ?」

そしてニコッとほほえんで「応援してる」と言った。

応援してるって言われてもなあ…

私はサンドイッチをかじった。

青色の光る卵

リアンティス「運命の出会いかあ…」

下校している時に思った、なぜどんな生き物なのかも知らない生き物を見ただけで

運命の出会いなの?トボトボと歩いていたら…

シェリーシャ「一緒に帰ろう。」

シェリーシャが私の腕をつかんできた。

リアンティス「いいけど…」

シェリーシャと一緒に帰ることにした。

二人でおしゃべりしながら歩いていたら…いつも友達と遊んでいる公園が見えた。

公園を通りかけた時…

リアンティス「ねえ…あの青色の何かな?」

公園のど真ん中に青色でキラキラと光る卵を見つけた。

私とシェリーシャは公園の中に入っていった。

遠くから見ると小さそうに見えたけど、近づいてみるとかなり大きい。

50センチくらいありそう。

リアンティス「なにこれ…?持って帰ってみる?」

あたりをキョロキョロと見回した。

リアンティス「今はだれもいないし。」

二人で持ち上げた、思っていたより軽い。

シェリーシャ「今日はママもパパも仕事だし、家に寄っていくよ。」

二人で手分けして卵を運んだ。

リアンティス「着いた。」

ポケットから鍵を出して鍵穴に差し込む。

シェリーシャ「お邪魔します。」

卵をリビングのソファの上に置いた。

リアンティス「水で洗おうか。」

洗面所で卵を洗いリビングに戻った。

シェリーシャ「これって…なんだろう…」

リアンティス「ドラゴンの…卵だったりして…」

シェリーシャ「あり得るかも!」

私はドキっとした。

リアンティス「冗談で言ってだけなんだけど…」

シェリーシャが私の両手を握ってきた。

シェリーシャ「これこそ…!」

リアンティス「まさか…」

本当に信じられない…でもこんな色の卵が公園のど真ん中にあるのもおかしい…

これがドラゴンの卵だったとしたら…ドラゴンの赤ちゃんが生まれるってこと?

心臓がドクドクと鳴った。

ドラゴンの秘密

私はソファから立ち上がった。

リアンティス「紅茶入れてあげる、あと親戚にもらった高級クッキーあるの。」

後ろを振り向くとシェリーシャは私のスマホを手に取っていた。

リアンティス「なにやってるの?」

シェリーシャ「ごめん、ちょっと使うよ、ドラゴンの事を調べてて。」

シェリーシャはてへっと舌を出した。

シェリーシャらしい。

コップに氷を入れて紅茶を注ぐ、冷やしたレモンを入れた。

テーブルの上に置いた、お皿にクッキーを盛りつけた。

シェリーシャ「ありがとう。」

シェリーシャはアイスティーをさっそく飲んだ。

私もアイスティーを飲んだ。

リアンティス「何か分かったの?」

シェリーシャがコップをテーブルの上に置いて話し始めた。

シェリーシャ「この世界に…もう一つ…私たちが知らない世界があるんだって。」

リアンティス「知らない世界?」

シェリーシャ「うん、ドラゴンと人間が共存して暮らしている、その世界に簡単に行くことができるんだって、大きな壁があるとするでしょ?」

リアンティス「うん。」

シェリーシャ「その大きな壁の真ん中に大きな穴があるんだって、その穴をくぐると

ドラゴンの世界に行ける。しかもその壁はこの街の近くに…」

心臓がまたもやドクドクと鳴った。

ドラゴンが住む世界…ゴクリとつばをのんだ。

リアンティス「ていうことは…ドラゴンはあんな公園のど真ん中に卵を産むわけないよね?」

私が質問した、シェリーシャは一瞬黙り込で言った。

シェリーシャ「この街に来て卵を産みに来るドラゴンもいるんだって。」

えっ?私は戸惑った、まさか街にわざわざ来て?

シェリーシャ「学校で青色の物体を見たって言ってたでしょ?」

リアンティス「それでそれで!」

シェリーシャ「その物体がメスのドラゴンだったんだよ、そのドラゴンが公園に卵を産んだんだよ!」

なるほどね!すごい!ドラゴンのまた興味を持っちゃった。

そう思った時…

ギャーギャー!後ろからなにか声がした。

ゆっくりと後ろを振り向いた。

私とシェリーシャは目を丸くした。

リアンティス「えっ?」

シェリーシャ「うそでしょ…」

あの卵がかえっていた、青色のドラゴンだった。

私は赤ちゃんドラゴンに近づいた。

リアンティス「大丈夫…大丈夫…」

そのドラゴンは全然怯えていない、逆に私の体に飛びついてきた。

リアンティス「なんなのこの子。」

クウーンっと鳴いている甘えてるのかな?

私は優しく頭を撫でた、シェリーシャも頭をなでる。

シェリーシャ「名前は…もちろん!」

スーッと息を吐いて言った。

リアンティス「アルトリア!」

アルトリアって名前が気に入ったのか手の中で暴れていた。

でも…問題は…

リアンティス「どこに隠そうか…」

地下室は暗くて怖がるだろうし…私の部屋だと鳴き声で気づかれるだろうし…

あの公園?ブンブンと首を横に振る。

他の子が遊びに行った時ビックリするだろうし、アルトリアをいじめるかもしれない…

シェリーシャの家も無理そうだしな…

シェリーシャにそのことを相談してみた。

シェリーシャは意外な事を言ってきた。

シェリーシャ「ドラゴンは飼い主になついていたら、言うことも聞くんだって。」

私は気絶しそうになった、ブンブンっと首を横に振った。

リアンティス「エサは何を与えればいいの?」

シェリーシャに質問する。

シェリーシャ「主な主食はお肉とかだって。」

フレインドリン家もよくお肉とかステーキを夕食にするな。

お肉以外に食べていいエサはなんだろう?

リアンティス「お肉以外に与えていいものって?」

シェリーシャ「うーん…野菜とはあまり食べないみたいなんだよ…犬とか猫と同じで食べてはいけないものだってある…お肉以外は難しいかな?」

そういえば…お肉ってまだあったっけ?私は冷蔵庫を開けた。

リアンティス「お肉がいま全然ない、近くのスーパーに買いにいこ。」

シェリーシャ「えっ?私も?」

シェリーシャは顔を赤くしている。

リアンティス「まずはアルトリアにこの家の事を教えてあげよう。」

アルトリアとの毎日

アルトリア「?」

リアンティス「階段登るのうまいね。」

アルトリアは喜んでこう叫んだ。

アルトリア「キャッキャ!キャッキャ!」

頭を優しく撫でた、私はドアノブを持って部屋のドアを開けた。

リアンティス「ここが私の部屋!広いでしょ!」

シェリーシャ「なんか前より変わってる気がする。」

アルトリアは早速部屋の中に入って元気よく走っていた。

リアンティス「物を壊さないでよ!」

アルトリアは返事をするように翼を動かした。

リアンティス「足るのはいったんストップ!」

アルトリア「!」

私はアルトリアに家でやってはいけないことを教えた。

リアンティス「物は壊さないでね、後はママとパパに見つからないようにね、

私が家にいないときはこの部屋にいてね、今からあなたの餌を買ってくるから。」

部屋から出ようとした時…シェリーシャが私の腕をつかんできた。

シェリーシャ「まだ生まれたばかりの子でしょ?私が家に残る。

アルトリアの様子を見といてあげるから。」

シェリーシャは頼もしいなあ。

リアンティス「大丈夫なの家に帰らなくて?」

シェリーシャはうんうんっと首を横に振る。

シェリーシャ「大丈夫!パパとママは夜遅くまで仕事だし!」

シェリーシャはニコッとほほえんだ。

私は部屋から出て階段を下りて行った。

買い物バックを手に持ち、外に出た。

お肉以外にも夕食買って帰ろ、ドラゴンって本当に存在するんだな…!

これって想像できなかった出会いじゃない?

ドラゴンが住む世界かあ…!私も行ってみたいな!

いろいろと考えていたらもうスーパーの前についていた。

スーパーの自動ドアが開いた、買い物かごを手に取った。

牛肉が一番食いつきがよさそうだな…牛肉をたくさん買っておこう。

野菜もそんなになかったっけ?それとパンもいる。

リアンティス「カートがいるな…」

カートを取りに行った、カートを手に取ってその上に買い物かごを置いた。

再びスーパーの中をさまよった。

夕食はトナカイステーキにしようかな?

トナカイのお肉をかごの中に入れた。

レジに行ってお会計をした、急いで家に向かった。

リアンティス「ただいま。」

シェリーシャがニコッと笑って手を振った。

リアンティス「アルトリアは?変なことしてない?」

シェリーシャ「大丈夫、大丈夫。」

ふうっと息をはいた。

シェリーシャ「じゃあ、私そろそろ帰るね、また明日ね。」

手を振ってドアを開けた、ガチャンっとドアが閉まる音がした。

スーパーで買った物を冷蔵庫の中に入れた。

早速与えてみよう、ステーキ用のお肉を一口サイズに切った。

アルトリアがはやくくれっと言っているかのように暴れている。

リアンティス「食べる?」

一口サイズに切ったお肉を手のひらにのせた。

アルトリアはバクっとかぶりついた。

おいしそうに食べている、一瞬でステーキ用のお肉を完食した。

アルトリアは舌で口をペロペロっとなめていた。

成長していく絆

アルトリアを家に迎えてから3週間ぐらいが過ぎた。

アルトリアはすくすく育っている、そろそろ自分一人で生きさせるべきかな?

もう家では飼育できないくらい大きくなっている。

生き物って成長が早いんだな、バックを持って家から出た。

明日はシェリーシャ達と映画を見に行く予定だ。

ふいに後ろから声をかけられた。

シェリーシャ「おはよう。」

リアンティス「ビックリするじゃん!」

シェリーシャ「アルトリア、最近どう?」

リアンティス「家では飼えないくらい大きくなってる。」

その言葉にシェリーシャはクスクスと笑った。

リアンティス「面白いかな?」

シェリーシャ「そろそろ自分一人で生きる時期じゃないかな?」

その言葉にこくりとうなずいた。

リアンティス「そうだよね…」

シェリーシャ「学校着いたよ。」

そう言ってシェリーシャは学校の門を通って行った。

リアンティス「おはよう。」

席に座った、引き出しから本を取り出してページをめくる。

リアンティス「ドラゴン使いかあ…」

私もカーラみたいにドラゴンと一緒に空を飛んでみたいな…

頭の中でそう思った時…授業が始まるチャイムが鳴った。

消えた友達

ランチの時間が終わり、チャイムが鳴った。

私は早足で教室に戻ってバックをせよった。

シェリーシャ「なんでそんなに急いでるの?」

シェリーシャが教室に入ってきた。

リアンティス「アルトリアが寂しがるから。」

シェリーシャ「そうなんだ…」

シェリーシャが小さくうなずいた。

私は教室から出て、早足で階段を下りて行った。

学校の門を通り、家に向かう。

リアンティス「はあはあ…」

家の前に着いた時には息絶え絶えになっていた。

鍵穴に鍵を差し込む、ドアを開けた。

リアンティス「ただいま…?」

やけに部屋が静かだ、いつもならアルトリアが私のそばに来るのに。

リアンティス「アルトリア…?」

家の中をあちこち探したけどアルトリアはいなかった。

アルトリアは…私から離れて一人で生きていく事をを選んだのか…

本当に家中探したけどいなかった、シェリーシャに伝えなきゃ…

服に涙がぽたぽたと落ちる、私は受話器をつかんで番号をうった。

プルルルル、お願い!出て!お願い!

頭の中で何度も願い、唇をかみしめ受話器をぎゅうっと握る。

受話器からシェリーシャの声がした。

シェリーシャ「どうしたの?」

思わず涙がこぼれてくる…口が震えて上手く喋れない。

服のすそで涙を拭いた、シェリーシャが優しい声で言ってきた。

シェリーシャ「何でも言って。」

リアンティス「アルトリアが…アルトリアが…家にいないの…」

しゃっくりが出て上手く喋れなかったけど、シェリーシャは分かったみたいだった。

シェリーシャ「そっか…一人で生きていく事を選んだんだよ、でもきっとまたいつか会えるよ。」

シェリーシャの優しい言葉にさらに涙がこぼれそう。

リアンティス「大丈夫…かな…?」

シェリーシャ「アルトリアは立派なドラゴンだよ、きっと大丈夫、ドラゴンの子供ってね

親が悲しむ顔を見るのが嫌なんだって、だから親に内緒で家を出ていくらしいよ。」

リアンティス「情けないね…私、アルトリアの幸せ…願おうよ二人で」

シェリーシャ「もちろんでしょ、じゃあもう切るね。」

ピー、私は受話器を置いた。

ファンタジーのような現実

その翌日、私達はシェリーシャ、アルリー、アリスティンと一緒に映画を観に行くことにした。

昨日のことですこし落ち込んでいたけれど、映画を観れば変わるか。

今日のコーデは白色のTシャツの上に薄ピンク色のフレアスカートを合わせた。

髪はツインおだんごに結んだ、白色のバックを肩にぶら下げ家から出た。

駅でみんなと待ち合わせする、家から出て東の方に歩き途中で北の方に行けば

駅がある、もう3人とも駅にいた。

アルリー「おはよう!」

アルリーが元気よくこっちに走ってきた。

シェリーシャとアリスティンはあきれたようにこっちに来た。

アリスティン「アルリーは元気だな。」

アリスティンはあきれたようにため息をついた。

アリスティンは私達の学校の委員長、私がテニス部に入った時に知り合って

そこから仲良くなった女の子。

列車が来るまで椅子に座って待った。

15分くらいがたった、列車が来て、席に座った。

ここからスウェンモールまで4駅ぐらいでつく。

ショッピングモールにつくまで今日観る映画の事を話していた。

今日観る映画は有名な俳優と女優さんが共栄した大ヒット作品。

ドラゴンが出てくる映画のランキングで1位に入るほど面白いらしい。

ドラゴンの名前はブレードと言って、アルトリアにそっくりな体の色をしている。

いろいろと考えていたら、もうすぐスウェンモールに止まるところだった。

電車が止まって扉が開くと早足で外に出た。

ここから1キロほど歩いたところでスウェンモールがある。

3人でおしゃべりしながら、スウェンモールに向っていた。

アリスティン「あれがスウェンモールじゃない?」

アリスティンは大きな建物に指さした。

大きな字で「スウェン」と書いてある。

スウェンモールの自動ドアが開き、中に入った。

アルリー「早く!」

シェリーシャ「待ってよ。」

私達は映画館に向かった、アリスティンがチケットを買っている間に

私達はポップコーンを買っていた。

新しく追加されたバターキャラメル味のポップコーンを二つ買った。

アリスティン「チケット買ったよ。」

アリスティンがチケットを渡した、チケットを受け取った。

前から3番目の席に3人並んで座った。

オープニングだけですごく面白いというのが分かる。

主人公のカーラもドラゴンの卵を見つけて、卵からかえったドラゴンにブレードと名付けて

育てていた、だけどある日ブレードはカーラの元から姿を消した。

昨日の出来事と同じだ、そしてブレードがいなくなってから半年ぐらいたった時…

カーラは成長したブレードと再会する。

成長したアルトリアかあ…この映画のブレードとみたいに立派になってるかな。

映画を見終わって、フードコートに向かいながら映画のレビューを話していた。

アルリー「すっごくかっこよかったね!」

アルリーが元気よく言った。

アリスティン「たしかに!ブレードかっこよかったね!」

たしかにブレードはかっこいいしカーラもすっごく可愛かった。

でもアルトリアの事を思い出すと、恋しくて涙が出そうになる。

フードコートに着き、3人席のテーブルに座った。

みんなそれぞれランチを探しに行った。

10分ぐらいたってみんな席に戻った。

アルリーはトナカイのお肉と卵がはさんであるサンドイッチとサラダだった。

アリスティンとシェリーシャはミートボールがのったクリームパスタだった。

私はトナカイのステーキサンドにした、トナカイのステーキとレタスをフランスパンにはさんだ

サンドイッチだ、それとストレートティー。

サンドイッチを一口かじった。

アリスティンとシェリーシャはパスタをクルクルと巻いて口に入れた。

リアンティス「美味しい。」

ランチを食べ終わり、ショッピングモールで服を買ったり、

本屋に行ったりとしていたらいつの間にか夕方になっていた。

リアンティス「買いすぎちゃったかな?」

アルリー「まあまあ、今日は友達とのお出かけなんだし。」

運よく列車が来て、3人並んで座った。

今日の映画おもしろかったな、アルトリアは今どうしてるだろう。

ぼおーっとしていたら…

アリスティン「ちょっと、次で降りるよ。」

アリスティンに肩を押された、列車が止まり扉が開いた。

映画と同じ事が起きている…?

シェリーシャ達とお出かけに行ってから1ヶ月ぐらいが過ぎた。

その日は学校が休むで部屋にこもって本を読んでいた。

リアンティス「でもなあ…部屋にこもってても楽しくないか…」

近くの公園に遊びに行こう、靴を履いて、公園に向かった。

公園に着いた時、ふと気が付いた。

公園のど真ん中に大きな洞窟?ができていた。

大人が通れそうなくらい大きな穴が開いていた。

その穴の先には何があるのだろう?その洞窟に近づいてみた。

穴の向こうから声が聞こえる、耳を近づけた。

人間の声じゃない、火を噴くような音だったり、恐竜のような鳴き声だったり。

ますます何があるのか気になる。

リアンティス「誰も見てないよね?入ってみよう。」

思い切って入ってみることにした、深呼吸する。

穴の中を通った、進めば進むほど光がまぶしくなる。

入口にたどり着いた、あの穴向こうにあったのは!

リアンティス「わあー!」

シェリーシャが言っていたドラゴンの世界だった。

ふと自分の体を見ると、さっきまでの服装と違う。

さっきまでTシャツとズボンだったのがドレスになっていた。

青色のグラデーションのドレスだった。

首に宝石が付いた、ネックレスを付けていた。

空には大勢のドラゴンが飛んでいた。

リアンティス「すごい…!」

そう思った時…

???「おい、人間。」

リアンティス「え…?」

私の目の前現れたのは真っ黒で目が赤色のドラゴンだった。

そのドラゴンの名前は体の色とまんまだった。

ブラック「お前が、リアンティスって奴か?」

なんで知ってるの?心臓がすごい速さでドクドクと鳴る。

身動きが取れない、ブラックの真っ赤な目がキラーンっと赤色に光った。

そして大きなとがった牙を見せてきた。

私に近づいてきた、口からよだれを出している。

私を食べるつもり?

ブラック「いただき…」

ブラックが言いかけた時…

アルトリア「よせ。」

ブラック「?」

空から青色で目が水色のドラゴンが下りてきた。

ブラック「なんだよ、アルトリア!俺の獲物だぞ。」

アルトリア…?その名前が頭の中に入った。

同じ名前のドラゴンじゃないの?

アルトリア「ここに入ってきたばっかりの子供だぞ、怖がってるだろ。」

ブラック「チェ。」

ブラックは翼を広げて空に飛んで行った。

リアンティス「誰…?」

それくらいしか言いようがなかった。

そのドラゴンがこっちに近づいてきた。

リアンティス「ゴクリ…」

アルトリア「リアンティスだろ?」

リアンティス「なんで?」

アルトリア「俺の飼い主だから。」

やっぱり!ていうかあの映画みたいな事が起きてる!

私はアルトリアの頭を優しく撫でた。

皮膚が前よりも固くなっている。

アルトリアは急に背中を出してきた。

アルトリア「乗れよ。」

背中に乗るってこと?初めてなんだけど…

リアンティス「でも…」

アルトリア「いいから。」

私は恐る恐る背中に乗った。

そして…!バサッ!アルトリアが翼を広げて空高く飛んだ。

リアンティス「キャー!」

風が気持ちい!

リアンティス「どこに向かってるの!」

アルトリア「俺たちが住んでいる城だよ!」

リアンティス「城?」

アルトリアが楽しみにしてろっと言った。

リアンティス「キャー!落とさないで!」

アルトリア「落としてほしいか?」

リアンティス「冗談はやめて!キャー!」

急にアルトリアが急降下した、白色の城が目に入った。

あそこが城!

地上に着地した、心臓が止まりそうなくらいすごい迫力だった。

私はアルトリアの背中からおりた。

リアンティス「楽しかった!あんなに叫んでたけど。」

アルトリアがクスクスと笑った。

城の入り口に銀色の長い髪の女の人とその隣には白色で緑色の目のドラゴンが立っていた。

その女の人がお辞儀をした、そしてこう言った。

エリフェリ「リアンティス・フレインドリン様、ドラゴンの世界にようこそ。」

とても女王様のような声だった、隣に立っているドラゴンも翼を動かした。

エリフェリ「私はエリフェリです。」

またお辞儀をした。

リアンティス「そのドラゴンの名前は?」

そのドラゴンの名前も体の色とまんまだった。

エリフェリ「メスのドラゴン、ホワイトです。」

リアンティス「まんまじゃん…」

バレないように小さな声で言った。

ホワイトは挨拶するようにお辞儀をした。

アルトリアがホワイトに近づいていた、何か話してるみたい。

人間の私には何を言ってるか分からなかった。

私はエリフェリに質問した。

リアンティス「ドラゴンの名前って…体の色で決めるんですか?」

エリフェリ「体の色で名前をつける事がほとんどなので、ですがあなたのつけた名前は珍しい

ようです、アルトリア…すっごくいい名前、ブラックに勝てそうなくらい強そうな名前。」

ですが多い…!ていうかブラックってそんなに強いドラゴンなの?

エリフェリ「お入りください。」

城の扉が開いた、私は中に入った。

リアンティス「わあ!こんなところで!」

アルトリア「レッド!新しいお客が来たぞ。」

アルトリアが叫んだ、上から赤色のドラゴンが下りてきた。

アルトリアよりもひと回り小さい。

レッド「…」

レッドは私をじーっと見ている、ちょっと気持ち悪いよ!

レッド「美人だな…」

小声で言った、私が好きなドラゴンはアルトリアなんだからね!

ダメだ!レッドに失礼だ、レッドの体を上から下までよーく見た、赤色のドラゴンもかっこいいんだな。

レッドが私の部屋を案内してくれた。

リアンティス「この城に泊っていいってこと?」

レッド「言わなくてもわかるだろ、何のために部屋を案内してるか。」

あきれたように言った。

レッド「君が開けろ。」

部屋の扉を元気よく開けた、すごく豪華だ。

リアンティス「レッド!すごいよ!」

レッド「アルトリアがこの部屋にしろって言われたから。」

アルトリアったら!こんなことをされたら…さらに…

リアンティス「私ね…アルトリアが好きなの…」

レッドに告白した、顔がかーっと赤くなった。

レッド「変わったやつだな、ドラゴンはたしかに君のパートナーだが、好きになるってことは少ない。」

リアンティス「友達だから好きって言ってるんじゃないの!恋をした方の好き…

でもアルトリアが…ホワイトに話しかけていて…」

レッドが言った。

レッド「ホワイトは…アルトリアが好きってわけじゃない。」

リアンティス「!」

へえ…そうなんだ…逆に安心したけど…

レッドは部屋から出て行った、私はベットに早速横になってみた。

リアンティス「気持ちい。」

私の家のベットよりもふかふかだ、うとうとして寝てしまいそうだ…

ガチャリ、部屋のドアが開く音がした。

エリフェリ「リアンティス様お食事でございます。」

リアンティス様って、照れるじゃんか!

リアンティス「私…この城のお姫様みたいですね…」

エリフェリ「あなたはこの城の姫です。」

えっ?じゃあ…この城の女王様は誰?王は誰なの?

思い切って質問してみた。

リアンティス「じゃあ…この城の女王と王ってだれ?」

エリフェリは一瞬黙り込む、そしてこう言った。

エリフェリ「この城の女王はアイフィルと言う女性です、王子は…ずっと昔…この城を出て行って

…今はいないんです…アルトリアが新しい王子になると言われていますが…」

リアンティス「王子の名前は…?」

エリフェリ「ブラックです…」

ブラック!ブラックって…私を食べようとしたドラゴンじゃん!

ていうことは…アイフィルは…人の心臓とか食べるんじゃないの?

エリフェリ「お食事の時間です、いらっしゃい、女王様もいらっしゃいます。」

リアンティス「はい…」

私はエリフェリについていった。

真っ黒な夫婦

大きなテーブルの一番前の椅子にアイフィルが座っていた。

長い黒髪に目はブラックと同じ赤色だった。

その女王は私を見てニコッと笑った。

私はアイフィルの隣の椅子に座った、一番最悪な場所じゃん!

アイフィルが私に話しかけてきた。

アイフィル「あなたがリアンティスね、この城の姫。」

すごく甘い声だった、まるで白雪姫に出てくる女王みたいだ。

アイフィル「アルトリアの妻がこんな子供だとは。」

馬鹿にするように言った、その言葉にイラッとくる。

リアンティス「…」

なんか変なことを言ったら…せっかくのお食事が台無しになる…

アイフィル「アルトリアにお似合いね、すごく美しい女の子ね。」

私はドレスのすそをぎゅうっと握った、怒りをこらえるために…

私はスープをすすった、なるべく上品に…

手がぷるぷると震える…なにやってるのよ!

アイフィル「ブラックはなぜ…この城を出て行ったのかしら…」

悲しげな声で言った、ていうかなんであんなドラゴンと結婚したの?

なんだかこの女王様と一緒にいると…食力がなくなってくる…

私はスプーンを置いて階段を登って行った。

アイフィル「なにか気に入らないことでもしたのかしら?」

なによなによ!なによ!あんな口の聞き方!

部屋の扉を開けた、バンっと音を立てて扉を閉めた。

私はその場にうずくまる。

リアンティス「なによ…なによ…」

あれが本当に昔からこの城にいる女王様?信じられない!

私が知っている女王様はあんなんじゃないのに。

邪魔な黒の夫婦

あの女王様の言葉で元気が出なかった、血みたいに真っ赤な目が頭に残る。

女王様なんて無視夕食を食べておけばよかった、明日の朝食まで我慢しよ。

ベットに横になろうとした時…

フェラ「やだやだ!キャー!」

部屋の外から女の子の叫び声がした、私は扉の隙間をのぞいた。

小さな女の子がアイフィルに引きずられていた、その女の子は私よりも年上に見えた。

フェラ「嫌だ!嫌だ!」

アイフィルの姿はもうなくなっていた、部屋の扉を開けてアイフィルの後を追った。

リアンティス「ゴクリ…」

アイフィルは城のすみっこにある扉を開けた、その扉を開けると長い階段があった。

アイフィルに気づかれないように階段を登った。

長い階段をあがると女王様の部屋?があった。

女の子を王座に座らせた、何か話している。

アイフィル「9歳で女王に食べられるだなんて、かわいそうに。

でもね、これは始まりにすぎないの。」

アイフィルは手に短剣を持っていた、あれで…!

私はもう見てられなくなり、アイフィルに近づいた。

リアンティス「ちょっと!やめなさいよ!」

アイフィル「あら、リアンティス、何の用かしら?」

リアンティス「剣を捨てなさい。」

アイフィルは言われた通り短剣を地面に落とした。

女の子はこっちに走ってきた。

リアンティス「逃げて!」

女の子は階段をおりていった。

アイフィル「あーあ、せっかくごちそうだったのに…!」

アイフィルがドラゴンみたいな鋭い歯を見せてきた。

アイフィルがこっちに近づいてきた、私の体のにおいをかいでいる。

アイフィル「私の好みのにおいね…丁度いい心臓かしら。」

逃げたいのに身動きが取れない、アイフィルが鋭い歯を見せて

首に嚙みつこうとした、その時…

バサッ!

アイフィル「!」

リアンティス「えっ!」

アイフィル「クソッ!あの野郎!」

私はアルトリアに横に抱かれていた、これってお姫様抱っこっていうのじゃない!

アルトリアの目を見るときれいな水色だったのが赤色の目になっていた。

リアンティス「なんで…」

アルトリア「うるさい!」

アルトリアが怒鳴った、はにかんでなんも喋ろうとしない。

リアンティス「どこから…」

アルトリア「助かりたいなら黙ってろ!」

アルトリアがさっきよりも怖い声で言った。

どこに向かってるの?どこから現れたの?

私だけが生きていてほしいと…?

どこまで来ただろう、城からだいぶ離れた気がする。

アルトリア「はあはあ…」

アルトリアは体力の限界か息絶え絶えになっている。

そのまま地面に落下してしまった、私は落ちないようにアルトリアの翼をぎゅうっと握った。

リアンティス「落ちる!」

アルトリアは急に体の向きを変えた。

リアンティス「えっ?」

自分の背中を下に向けて抱かれている私を上向きにした。

リアンティス「!」

ドカーン!アルトリアと私は地面に落下した。

私は傷一つなしで済んだけど、アルトリアは起き上がれそうにない。

アルトリアの背中が赤くなっていた、口から血も流れている。

空から誰かがおりてくる音がした、空を見上げるとエリフェリのドラゴンのホワイトだった。

ホワイトがアルトリアと私を連れて城に戻った。

城に着くとアルトリアは私がまだ見たことのない部屋に連れていかれた。

リアンティス「大丈夫かな…」

心臓がドクドクと鳴る、手を丸くしてぎゅうっと握りしめた。

リアンティス「どこに連れていかれたの?」

エリフェリに聞いた。

エリフェリ「ケガの治療をしに行っただけです。」

リアンティス「その部屋に案内してください。」

エリフェリ「フレインドリン様…あの部屋には…」

リアンティス「いいから!夫人の命令よ!」

私は顔を赤くして思いっきり叫んだ。

エリフェリはしぶしぶ部屋を案内した。

その部屋の扉には「今は入るな!」と貼り紙してあった。

その言葉を気にせず扉を開けた。

リアンティス「!」

その部屋は病院の手術室みたいだった、ガラスの中でアルトリアがコードなどにつながれていた。

衝撃的だった、手術でもされてるのかアルトリアは目をつぶっていた。

その部屋の中にいる男の人が私に気づいた。

ロヴェン「君!こんなところで何してる!」

リアンティス「アルトリアが心配で…」

その男の人の顔が恐ろしくて小さい声しか出せなかった。

その男の人は私をにらみつけた。

ロヴェン「出ていけ!」

リアンティス「…」

ロヴェン「君がこの部屋にいても彼のケガは良くならない!」

何が…何が…何が…!

私はその男の人の顔を思いっきり殴った、でも…

リアンティス「!いった!」

ロヴェン「ははは。」

思いっきりやったのに…なんで…?

リアンティス「…」

その時だった…ガラスの中にいるアルトリアが目を開いていた。

口が震えながらも何かを言おうとしている。

アルトリア「そ…い…つ…にさ…わ…る…な…」

そう言って口を閉じた、再び目を閉じた。

そいつに触るなって言ってたよね…男の人は去っていった。

私はアルトリアが入っているガラスに手を近づけた。

リアンティス「ごめんなさい…ごめんなさい…」

なんで私…誤ってるんだろう…

リアンティス「なんで私…あんなこと…」

涙が出てきた…私が泣き出した時…

アルトリア「な…く…な…」

アルトリアも前足をガラスに近づけた。

ニコッとほほえんでいる、大丈夫って言おうとしてるのかな?

私は涙をハンカチでぬぐった、私もニコッとほほえんだ。

ドラゴンの世界と人間の世界の違い

朝食の時間になった、アイフィルから離れた席に座った。

目玉焼きの黄身をフォークでつついた、その目玉焼きをトーストの上に乗せた。

アイフィルがあきれたように言った。

アイフィル「なんていう卵の食べ方でしょう、もっと上品に食べれないの?」

ムキー!私はこうやって食べるのが好きなの!自分だってカッコ悪いことしてるのに!

お皿にこぼれたイチゴジャムを血を飲むように舌でなめていた。

そっちのほうがカッコ悪いよ!

アイフィル「ちょっと、失礼。」

アイフィルが席からたった、どこに行くんだろう?

そういえばここに来てから2日ぐらいたったなぁ…

お母さんが心配する…そろそろ帰った方がいいのかな?

エリフェリに聞いてみた。

リアンティス「あの…ここに来てから…2日ぐらいたつんですけど…

お母さんが心配してるし、そろそろ帰った方がいいですか?」

エリフェリはニコッとほほえんで優しく言った。

エリフェリ「ドラゴンの世界では日が過ぎていますが、人間の世界では日が過ぎてないんですよ。」

えっ?ていうことは…ドラゴンの世界では日が過ぎてるけど…

私達の世界は日が過ぎてないって事?ドラゴンの世界と私達の世界は逆なんだ。

好きなだけここにいられる、私は少し安心した。

二つの体を持つ彼

アルトリアのケガは順調によくなっていった。

飛ぶことはできないけどゆっくりと動けるようになった。

先生が忙しいときは私が代わりに薬を塗ってあげている。

アルトリア「いた…」

薬が染みたみたいだ。

リアンティス「我慢よ。」

アルトリア「痛い!」

リアンティス「!ごめんなさい…」

薬を塗り終わった。

リアンティス「私が守ってあげたかったのに…」

アルトリアの手を握って目をつぶった。

相変わらず硬い肌だ、人間の肌とは大違いだ。

その時…アルトリアの皮膚に異変が起きた。

さっきまでごつごつしていた肌が人間の肌のようにスベスベになっていた。

目を開けると…

リアンティス「えっ!なんで!」

アルトリアがなんと人間の姿になっていた、しかも超かっこいい青年だった。

アルトリア「秘密バレしちゃった。」

しかもイケボ!目と髪の色は私と同じライトブルーだった。

リアンティス「人間の姿にもなれるの?名前は変わるの?」

アルトリア「名前はそのままさ。」

ドラゴンの姿の時のアルトリアと人間の姿の時のアルトリアって全然キャラが違う。

アルトリアがゆっくりと起き上がった。

リアンティス「まだケガが治ってないんだよ。」

アルトリア「ケガなんてしてない。」

アルトリアの体中見た、傷ひとつなかった。

アルトリア「今度、君が住んでいる街に連れて行ってよ。」

リアンティス「いいよ…」

ザランがアルトリアを見たら…怒るだろうな…

ブンブンと首を横に振る、いやいや気にしない気にしない。

半分に割れてしまった♡

私は久しぶりに向こうの世界に戻ることにした、もちろんアルトリアを連れてね。

アルトリア「おはよう。」

人間の姿のアルトリアが部屋に入ってきた、その隣に赤毛の男の人が立っていた。

リアンティス「その人って…」

その人を指さした、アルトリアはバレたかって顔をしている。

リアンティス「レッドでしょ?」

レッド「あたり!」

レッドは元気よくジャンプした、人間の姿の時のレッドってこんな顔なんだ。

髪を後ろに結び真っ赤な目が、赤と青の二人が並ぶ、この二人って絵になりそう…

アルトリア「はやく着替えろ、今日は君の世界に遊びに行くんだから。」

私はパジャマから着替えて髪を結んで、朝食を食べ。

アルトリアと一緒に城から出た、アルトリアはドラゴンの姿に変わった。

アルトリアの背中に乗り、アルトリアが翼を広げた。

バサッ!

リアンティス「キャー!高い!」

一瞬で洞窟の目の前に着いた、アルトリアは人間の姿に戻った、私とアルトリアはその穴の中に入った。

アルトリア「へぇー、君が住む世界はこんなんなんだ。」

穴を通り、アルトリアが空を眺めながらつぶやいた。

リアンティス「こっちの世界も住んでみれば気に入ると思うよ。」

街を歩いていると大勢の女の子がアルトリアを見てキャーキャー言っている。

「あの人誰!」「超イケメンなんですけど!」「あの女の子が彼女!」

「あれってイケメンの俳優さん!」と周りの女の子が言った。

私たちってカレカノってことなのかな?

リアンティス「私たちってカレカノなの?」

アルトリア「両想いって事にした方が早い。」

私はアルトリアにこの街の事を教えてあげた。

そこで後ろから聞き覚えがある男の子の声がした。

ザラン「!リアンティス!誰だよ!そのハンサムな男は!」

後ろを振り向くと…やっぱりザランだった、顔を真っ赤にしていた。

ザラン「なんで浮気してんだよ!この俺よりかっこいい男と歩いてよ!」

アルトリア「誰だよお前。」

ザラン「ザラン・ゴードン!知ってないのか!」

リアンティス「うるさいな!こっちは忙しいの!行こう!」

アルトリアの手を引っ張った、まだザランは何か言っていたけど無視した。

ザランを嫌いになったのは今みたいにザランが他の女の子と一緒に歩いていたところを

見てしまったからだ…それは小学6年生の頃…

ザラン「リアンティス、今日はカフェおごってやるよ!」

リアンティス「今日もおごり?ありがとう。」

ザランはよくカフェにおごってくれた、時には指輪をくれたり。

ザランは私にベタベタで宿題手伝ってって言う時もあった。

学校が休みの日はよく映画を誘ってくれたりレストランに行ったりしていた。

でもある日ラフィルナ・ダブルって言う可愛い女の子が転校して来て、

ザランの隣の席になってザランは私と話す機会が少なくなっていった。

私がザランに告白しようと思っていた時に…その女の子が転校して来たのだ…

私は下校している時にとうとう見てしまったのだ…

ザラン「俺と付き合ってよ。」

ラフィルナ「!ゴードンさん…」

ザランがラフィルナに壁ドンしていたのだ、そんな出来事がきっかけでザランを好きではなくなった…でも今はアルトリアがいるから…

ぼおーっと考えていたら…

アルトリア「お前、どこ行くんだよ…」

リアンティス「!」

どこ行ってるのよ!私!気づけばザランの家の前に立っていた。

リアンティス「ごめんなさい!」

ペコリと頭を下げた、アルトリアはクスクスと笑った。

リアンティス「なんで笑うのよ!」

アルトリア「そんなドジな一面がある、君が面白くて、なんか助けてあげたいって思うだよ

そういう女の子。」

ドジな一面がある…女の子を守りたいって思うのか…ザランだったら

そんな事絶対に言わないな、逆に「何やってんだよお前!」とか「何やってんだよドジ!」とか

ってからかってくるし。

リアンティス「あそこが私の家、紹介するよ。」

家族に惚れられるドラゴン

リアンティス「私の彼氏、アルトリアって言うんだ。」

お母さんとお父さんは石みたいに動かなくなった。

リランダ「よろしく…背が高いわね…」

お父さんよりアルトリアの方が背が高かった、大人だなぁ…

フェラルド「いい男を見つけたなぁ…リアンティス…」

お父さんの目が完全に死んでいる…

リランダ「お茶いる?」

お母さんがアルトリアに聞いた。

アルトリア「いえ、けっこう。」

そりゃ中身はドラゴンなんだから…お茶なんて飲むわけない…

リランダ「ねえアルトリア?家族で海に一緒に行かない?明後日海に行く予定なの。」

あの海ね!昔よく家族で遊びに行っていた海があるんだよね。

絶対に楽しいよ!

リアンティス「行こうよ!ねっ!」

アルトリア「まあ遠慮なく。」

リアンティス「やったー!」

その場で何回もジャンプする。

リアンティス「今日は泊っていくでしょ?私の部屋はこっちだよ。」

アルトリアの腕を引っ張った。

リアンティス「ここが私の部屋、開けていいよ。」

アルトリアはドアノブを握ってドアを開けた。

アルトリア「ふーん…」

アルトリアが部屋の中をキョロキョロと見まわす、本棚が目に入ったみたいだ。

アルトリア「君って小説読むの?」

1冊手に取ってその本を見せてきた。

リアンティス「ああ…うん…アドベンチャーが一番好きで…ファンタジーも好きかな?

ホラーはさすがに…」

首を横に動かす、アルトリアは「ドラゴン使いの少女カーラ」の1巻を読んでいた。

アルトリア「これを読んでドラゴンに憧れたな?」

リアンティス「当たり…」

髪をポリポリとかく、顔が真っ赤になる。

アルトリア「レッドもつれてこればよかった。」

いきなりレッドもつれて行く行く?

リアンティス「海…楽しみだね…」

私は顔を真っ赤にしながらつぶやいた。

思い出の海で

リアンティス「懐かしい!」

キラキラと光る海をながめる、カモメの鳴き声がする。

昔よく遊びに行っていた海に何年ぶりだろう?

リアンティス「アルトリア行こう!」

アルトリアの手を引っ張る、海に元気よく飛び込んだ。

リアンティス「キャハハハハハ!おいでよ!」

アルトリアも海に飛び込む。

アルトリア「ぷはー!」

リアンティス「キャハハハハハ!面白い!」

お母さん達も海に入ってきた。

リアンティス「ドラゴンも泳ぐんだね!」

アルトリア「声が大きいぞ!」

私とアルトリアは笑いまくった、あんなに笑ったのは初めてだった。

テントにいったん休憩しに行った。

リアンティス「笑った笑った!」

アルトリア「ドラゴンの世界に海なんてない、人間は残酷な存在だと思ってた。」

リアンティス「どうして?」

アルトリア「俺の母さんが人間に殺されたから、卵を産みに行った時に…人間に見つかって

瞬殺されたんだよ。」

そうなんだ…だから城にアルトリアのお母さんがいなかったのか…

リアンティス「お父さんは?」

アルトリア「俺の父さん?重い病気にかかって亡くなったよ。」

そっかぁ…アルトリアは一人であそこまで大きくなったんだ…すごいなぁ…

リアンティス「私に拾われてなかったら…どうなってたの?」

アルトリア「?意地悪な人間に卵料理にされてた。」

リアンティス「なにそれ!変なの!」

クスクスと笑う私をお父さんとお母さんはじーっと見ていた。

リランダ「あんなに素敵な彼ができるなんてね…すごくロマンティックだわ…」

お父さん絶対にやきもちやくじゃん!お母さんの目がハートになっている。

アルトリア「ねえ…」

リアンティス「何か?」

アルトリアは顔を真っ赤にした。

アルトリア「キスしていい?」

!こんなテントの中で!恥ずかしいよ!

リアンティス「外に出よう!」

テントから出た、なんで急にあんな事を?

リアンティス「なんで?私達って両想いじゃないのに…」

アルトリア「もう両想いだよ…」

アルトリアが唇を近づけてくる、噓でしょ!私もつい唇を近づけてしまう…

そしてとうとう…

アルトリア「チュ。」

リアンティス「チュ。」

これがファーストキス?なんだかすごく幸せに感じる…

リアンティス「はあぁ…これぞファーストキス?」

アルトリア「うまかったよ。」

ずっと一緒に…

水着から着替え、家に帰る準備をする。

リアンティス「ねえ、もう一回空を飛びたい…」

アルトリアがドラゴンだって事がお母さん達にバレてしまうけど…別に構わない…

アルトリア「君に会えてよかったよ…」

リアンティス「ずっと一緒に…」」

いつの間にかアルトリアはドラゴンの姿になっていた、私は彼の背中に乗る、彼は翼を大きく広げた。バサッ!そして空高く飛んだ。

リアンティス「ずっと一緒に…」

ずっと一緒にいようね、大好きアルトリア。

エピソード2へ続く

キャラクター

リアンティス・レイチェル・フレインドリン

アルトリア

ザラン・ゴードン

リランダ・フレインドリン

 

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